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不安あおり印鑑販売容疑 統一教会信者4人逮捕 大阪

2009年9月28日15時0分

写真:共栄が客に販売したとされる印鑑セット=大阪府警提供共栄が客に販売したとされる印鑑セット=大阪府警提供

写真:共栄が客に販売したとされる「玄武」の置物=大阪府警提供共栄が客に販売したとされる「玄武」の置物=大阪府警提供

写真:共栄が客に買わせたとされる「青龍」の置物=大阪府警提供共栄が客に買わせたとされる「青龍」の置物=大阪府警提供

 根拠のない話をして不安をあおり、高額な印鑑や水晶彫刻を売ったとして、大阪府警は28日、大阪市淀川区の印鑑宝石販売会社・共栄の従業員ら4人を特定商取引法違反(威迫・困惑)容疑で逮捕し、発表した。府警はこれまでの捜査で押収した証拠品や関係者の供述などから、共栄を世界基督教統一神霊協会(統一教会)の関連会社とみており、事件との関係を調べる。

 逮捕されたのは、村上貢(68)=大阪府吹田市▽山本早苗(39)=同府箕面市▽市丸瑞慧(スィフィ)(39)=吹田市▽古賀智子(49)=大阪市鶴見区=の4容疑者。府警によると、村上、山本、古賀容疑者は容疑を否認しており、市丸容疑者は「今は話したくない」と供述しているという。

 同社社長の男性(48)は朝日新聞の取材に、4人と自分が統一教会の信者であることを認めた。しかし、営業への統一教会の関与については否定している。

 生活経済課によると、4人は08年1〜9月、大阪府内の女性3人を姓名判断、手相占いなどの名目で誘い、「息子が警察ざたを起こしたり、事故に遭って命がとられるかも知れない」などと根拠のないことを言ったうえ、「開運するには印鑑などを購入してもらうしか方法はない」などと迫り、水晶彫刻2体(計300万円)や印鑑3本のセット(30万円)を売るなどした疑いが持たれている。

 社長によると、年間約4千人の手相などを鑑定。うち400人以上に印鑑などを売り、年間約2億円の売り上げがあったという。販売時には、顧客の不安をあおらないよう注意していた、と説明している。

 一方、統一教会との関係について、社長は「個人的に年約10万円の寄付をしているが、統一教会から指示を受けて、金集めをしているわけではない」と語った。

 同社が吹田市に所有するビルには統一教会の施設が入居。府警は5月、この施設などを同社の関係先として家宅捜索した。統一教会広報局は28日、同社との関係について、「営利事業は一切しておりません。共栄などの会社とは関係がありません。今後も、当法人の信者が、個人的な活動において違法性を問われることがないよう指導を徹底していく所存です」としている。

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