今週号のサカダイの記事より
今日発売のサカダイに、去る今月の4,5日に行われたJリーグ準加盟を目指すクラブ関係者を対象とした「Jリーグセミナー」のことが掲載されていた。
と、これだけならわざわざここで書くほどのものではないのだが、なぜこの記事のことをここで書くのかといえば、横河武蔵野の関係者がこのセミナーに参加していたからである。
まぁ、以前から私は横河武蔵野についてはホームゲームとアウェーゲームの一部を観戦し、そして後援会にも入るなどしてずっとチームを追い、そして注目してきた。
本来ならFC東京のボランティアスタッフのメンバーであり、そしてサポであるのにもかかわらず、だ。
ではなぜ、こういう掛け持ちをこれまでしてきたのか。それは、
“横河武蔵野がJリーグ入りを目指さないアマチュアチームだから”である。
とはいえ、今回のセミナーに横河武蔵野の関係者が参加していたということは、これは私の推測だが、おそらく今のこのチームに決してJを目指す可能性がないわけじゃないという意思表示なのだと思う。
もちろん、このチームの場合、仮に目指すのならクリアすべき問題があることも確かだ。
①スタジアムの問題をどうするのか?
(現在、武蔵野市内には、事実上改修不能の武蔵野陸上競技場以外にはまともなスタジアムはない)
②都内にあるJリーグ2クラブと競合することになるが(特に西東京市、三鷹市、小金井市、小平市といった、武蔵野市の周辺自治体を“出資”という形で押えているFC東京)、武蔵野市との関係も含めその点をどうするのか?
③募金活動を現在も行っているが、確固たる経営基盤を確立できるのか?
これらのことを考えると、今のこのチームが準加盟というところまで辿り着くのはかなり厳しいだろう。
中でも、①のスタジアムの問題については、やはり武蔵野市内に拘ってほしいし、仮に飛田給(味スタ)を使うことになるくらいなら、正直無理してJリーグ入りを目指す必要はないんじゃないかと思う。
もしそういう形を取ったら、今のJで唯一“地元で試合をしてない”緑蟲となんら変わらなくなってしまうからだ(あえて書くが、飛田給は調布市がFC東京の出資自治体である以上、あくまでFC東京の拠点であり、緑蟲の拠点ではない)。
というわけで、あれこれ書かせてもらったが、とはいえ、もし実際に横河武蔵野がJ準加盟というところまで来たとしたら、おそらく“FC東京と横河武蔵野のどちらを取るか”という難しい選択をしなければいけなくなるだろう。
確かに両方とも“近いチームだから”ということで、私は強い思い入れがあるが、それでも基本的には、“Jのチームはサポートするのはあくまで1チームだけ”という考えなので…。
※ついでに、セミナーに来ていた、“大田区にJリーグチームを造る会”さん、仮に都リーグから立ち上げるのなら、かなりの年数がかかることを覚悟しといた方がいいぞ。ただでさえ、スタジアムもない状態から始めることになるんだから。
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