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2009年9月27日(日) 東奥日報 ニュース


■ “ガメラの目”建設着々/釜臥山

写真
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 航空自衛隊が2011年度までに、全国4カ所(鹿児島・下甑島、新潟・佐渡、青森・大湊、沖縄・与座岳)に配備を計画している弾道ミサイル監視用の最新鋭レーダー「FPS5」のうち、むつ市の釜臥山山頂に建設中の本体施設が姿を現し始めた。市街地からイボのような出っ張った構造物がよく見えるほか、晴れ渡った日には野辺地町など遠方からも確認できる。

 FPS5は、日本のミサイル防衛(MD)システムで弾道ミサイルを捕捉、追尾する“目”の役割を果たす。空自第42警戒群大湊分屯基地が管理する釜臥山のレーダーサイトは、06年度から調査・設計、旧設備の撤去を開始。08年度から敷地造成や基礎工事を行い、今年6月から本体工事に着手した。10年度末の完成を目指し、現在、建物の鉄骨を組む工事が進んでいる。

 完成時の外観は六角柱で高さは約35メートル。標高879メートルの釜臥山の頂に10階建てのビルが建つイメージだ。今年3月末に完成した下甑島の第1号機同様、三方の各壁面に亀の甲羅のような形をした通称「ガメラレーダー」が張り出す。

 山頂近くの展望台の管理人によると、観光客が工事を見て「新しい展望施設?」「ホテル?」と聞いてくるという。大湊分屯基地総務課に工事の進ちょく状況を尋ねると「計画通り順調です」とだけ返ってきた。

※写真=釜臥山山頂部で工事中のレーダー施設。完成時には三方の壁面に半球状のレーダーが張り出す(9月20日撮影)右上は鹿児島県・下甑島に今春完成した「FPS5」。壁面に半球状のガメラレーダーが張り出す。釜臥山山頂で工事中の構造物も同様の外観となる


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