岡山放送局

2009年9月28日 12時15分更新

脳卒中をすばやく診断 講習会


脳卒中の疑いがある患者が病院に運ばれてきた際に、すばやく診断するための方法を学ぶ、医師や看護師を対象にした講習会が、岡山市南区で開かれました。

この講習会は医療関係者でつくるNPOが開いたもので、会場には医師や看護師などおよそ30人が集まりました。
27日は、脳卒中の疑いのある患者が病院に搬送されてきたという想定で講習が行われ、医師役の参加者が「大丈夫ですか」と声をかけて意識や呼吸を確認していました。
そして、脈拍や血圧の状態を確認したうえで、人工呼吸器をつけたり、薬を投与するよう看護師役に指示したりしていました。
脳卒中の後遺症を軽くするには、できるだけ早い段階で脳卒中かどうかを見極めることが重要で、参加者たちは、刻々と変化する患者役の症状の診断にあたっていました。
看護師の女性は、「医師をサポートする立場にいるので、医師が何をみてどう診断しようとしているのがわかって勉強になりました。職場で生かしていきたいです」と話していました。