IWGP王座を奪取した中邑(左)は指を突き上げたままマットに倒れ込む=神戸ワールド記念ホール
「新日本」(27日、神戸ワールド記念ホール)
棚橋弘至(32)の負傷返上で行われたIWGPヘビー級王座決定戦は、中邑真輔(29)が真壁刀義をボマイェで葬り、518日ぶりに王者に返り咲いた。
G1決勝戦に続き、両雄はストロングスタイルで真っ向勝負。中邑は20分過ぎ、ラリアートに飛び蹴りを合わせると、ヒジ打ち、ボマイェを矢継ぎ早にブチ込んで3カウントを奪い、G1の借りを返すとともに3度目の王座に就いた。
「猪木ー!」と絶叫した中邑は「旧IWGPはオレが(アングルから)取り返した。時代が変わればプロレスも変わります!ついてこれますか?ついてこれるならついてきてください!」と“チェンジ”を猛アピール。「オレはオレのやり方で時代を築く!」と思い詰めたように言い放つと、乾杯も記念撮影も行わずに控室に消えた。
(2009年9月28日)