ドイツ・スイス演奏旅行 - 2009.5.28 日本出国からフランクフルトまで
セントレアから成田へ
7時に国作先生と待ち合わせ。
JALのカウンターでチェックイン。
ここで重要なことは2点。
- 楽器を貨物室(カーゴ)ではなく、客室(キャビン)に持ち込むこと。
- 脱出口席を確保すること。
カウンターの係の人に
「この楽器、機内持ち込み手荷物の大きさを上回っているのは重々承知ですが、易損品で温度や湿度の変化でクラック(ヒビ)が入る可能性があるので、なんとか機内に持ち込ませていただけませんか?」と低姿勢で頼む。
「規定外の大きさですし、私どもでは判断しかねるのですが…」と言いそうなそぶりを見せたら、間髪を入れずに、
「今までシンガポール航空とルフトハンザとキャセイとANAと(中略)に乗ったけど、いつも客室に持ち込ませてくれましたよ。御社だけカーゴに置くってことはしないですよね?」
と畳み掛ける。
# イヤな客だなぁ。
そのようなやり取りの後、「では客室乗務員の判断を仰いでください。」と言質を取って乗務員の人に話を通してもらって、搭乗カウンターでもまた同じことを頼んで、「では一番先頭に並んで荷物スペースを確保してください。」と言質を取って、一般搭乗の先頭に並んで、機内に入ると自分の席に着く前に客室乗務員の人を捕まえて「この楽器が入るストレージに楽器を収納してください。」と頼んで、なんとか4回のフライトとも無事に客室に持ち込めました。
# 最後の方は、「クモイヒ(本名のドイツ語読み)様、お話は伺っています。楽器の収納ですね。」と言われてしまった。
国作先生には、「お前、そんなことばかり注文しているとブラックリストに載るぞ。」と言われたけど、もしそうだったら脱出口席には座らせてくれませんよね?
そう、飛行機に乗る時に必ずリクエストするのが「脱出口席に座ること」。
メインの特典の他に、脱出口席は足元が広いので、ゆったりと寝ることができる。
枕を4つもらって強制フルフラットシートにして酒を飲みまくって寝てました。
そうそう、チェックインカウンターでちょっとしたトラブル。
チェックイン手続き中に私のパスポートが見つからなくなってしまいました。
旅行の時はいつも、パスポートケースにパスポートとEチケットの控えとホテルの予約表を必ず入れているので、パスポートだけ持って来忘れることは絶対にない。
おかしいなぁ、と思いつつ、係の人に「まぁ、Eチケットの控えにパスポート番号が書いてあるからいいじゃん。」とか言いながら、飛行機は定刻より30分遅れで成田に出発しました。
成田で3時間待ちは辛いなぁと思っていたけど、フランクフルト行きの搭乗ゲートを確認したり、喫煙室でタバコを吸ったり、昼食のカレーを食べたり、売店をウインドーショッピングしたり、喫煙室でタバコを吸ったりしてたら結構いい時間になりました。
成田からフランクフルトへ
で、13時の便でフランクフルトに出発。
国作先生は「ミーツの編曲を昨日のうちに全部仕上げて指揮者に送っておいたから、気兼ねなく旅行に入ってこれる。」とリラックスムード。
飲み物のサーブの「コーヒーにしますか? お茶にしますか?」で、「赤ワインください。」
昼食・夕食時の「コーヒーにしますか? 紅茶にしますか?」で、「赤ワインください。」
私も一緒になって白ワインを頼んで、二人で8本ぐらい空ける。
それにしてもフランクフルト行きなのに、出てくる白ワインがスーベニオン。なんでドイツワインじゃないんだ?
客室乗務員に「フランクフルト行きに乗ったつもりなんですけど、スーベニオンてことはシャルル・ド・ゴール行きですか? もしそうだったら、パリからフランクフルト行きのチケットの手配をお願いできますか?」とツッコんだが、ボケはなし。ちっ。
飛行時間は12時間。さて、何をやるか。
勝間氏の本、「効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法」に、
私は仕事やプライベートでよく飛行機に乗ります。その時に、ビジネスクラスもエコノミークラスも利用するのですが、乗客の様子を比べた時に圧倒的に違うと感じるのは、飛行機内での時間をどれだけ有効活用しているかどうかです。ビジネスクラスでは、忙しい人が多いこともあるかもしれませが、ほとんどの人がフライトの間中、ノートパソコンを使ったり、書類を書いたり、あるいは本を用意して知的生産にいそしんでいます。一方、エコノミークラスでは、ノートパソコンを使っている人や本を読んでいる人はビジネスクラスに比べると少ないです。多くの人は、機内で与えられた映画を見て、ゲームをして、お酒を飲んで寝ています。同じ飛行機で旅をするのであれば、ビジネスクラスのほうが快適です。しかし、ビジネスクラスを利用している人は、日頃から高い生産性を心がけている人の割合が多いのです。
とあったので、私もそれに倣って本を読み出す。
今回持ってきた本は、
成田の待ち時間3時間と飛行時間12時間あれば十分ドイツのガイドブックを読めるだろう、と、ここで初めて本を開く。
スイスのガイドブックは、ドイツのホテルで寝る前とかスイスへ列車で移動中に読む予定。
英語版のガイドブックにしたのは、日本語より英語の方が読むのに時間がかかるから。つまり少ない本の数で長い時間を潰せる。お勧めです。
「斉藤秀雄講義録」と「おもしろく学ぶ楽典」を持っていったのは、せっかく国作先生と一緒に旅行するのだから、読んでわからないところは国作先生に解説してもらおうと思って。
そうこうしているうちにフランクフルト空港に到着。
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