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鳩山新内閣

鳩山首相、来月9日訪韓を検討 外相会談受け最終決定 (09/27 20:35、09/28 00:08 更新)

 政府は27日、鳩山由紀夫首相が来月9日に韓国を訪問し、李明博大統領と首脳会談を行う検討に入った。日韓両国政府関係者が明らかにした。同10日には北京で日中韓首脳会談が行われる予定だが、韓国側がアジア初の訪問国として先に訪韓するよう要請。首相側も日韓関係重視の姿勢を示す必要があるとして調整を進めている。

 ただ、首相が同2日にコペンハーゲンで開かれる国際オリンピック委員会(IOC)総会に出席することになったため最終決定は先送りし、今月29日に来日する韓国の柳明桓外交通商相との会談を踏まえ、首相が判断する。

 早期の首脳会談が実現すれば、北朝鮮の核・ミサイル問題や6カ国協議の早期再開で連携強化をあらためて確認。拉致問題解決での協力も求める。民主党の小沢一郎幹事長が実現に意欲を示している在日韓国人ら永住外国人への地方参政権付与や天皇の訪韓問題も話し合うとみられる。

 また米ピッツバーグでの金融サミットを踏まえた世界的な経済危機対応、温室効果ガス削減やテロ対策支援など地球規模課題での協力も議題になる見通しだ。

 鳩山首相は6月初め、民主党代表就任後、初の外国訪問先としてソウルを訪れ李大統領と会談。今回の訪米の際にもニューヨークで大統領と会っている。

 日韓間では、首脳同士が年1回程度相互訪問する「シャトル外交」として1月に麻生太郎首相(当時)が訪韓。6月には李大統領が来日している。


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