岡田克也外相は27日のNHK番組で、アフガニスタンの復興支援について「インド洋での海上自衛隊の給油活動をやめる代わりに(支援を拡充する)という発想に立っていない」と述べ、給油活動と支援は切り離して検討する考えを示した。支援策を取りまとめる期限に関しては、11月のオバマ米大統領来日までに「一定の答えがあるのが望ましい」と語った。
米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)の移設問題では「基地を沖縄県に固定化することはできれば避けたい。過重な負担をもう少し考えなければいけない」と指摘する一方で「10年以上かかってきた話。そう簡単に方向転換できる話ではない」と語った。
検証の結果、現行計画で決着する可能性も否定しない考えを示した発言だ。「米国も共和党政権の時代の話で、もう一度お互いに検証しようとなった」と日米共同で検証することも明らかにした。
(27日 23:28)