マル激トーク・オン・ディマンド
空腹力が人類を救う
マル激トーク・オン・ディマンド 第441回(2009年09月19日)
空腹力が人類を救う
ゲスト:石原結實氏(医師・イシハラクリニック院長)
 食欲の秋というが、今週の丸激のテーマは「空腹力」。
 「空腹力」とは、文字通り空腹状態に耐える力のこと。その名づけ親である医師の石原結實氏は、今日先進国に住むわれわれを悩ませているあらゆる病気の原因に、単純な「食べ過ぎ問題」があるとの前提に立ち、われわれが健康な生活を取り戻すためには、食べないことに耐える力、すなわち空腹力を鍛えることが不可欠であると主張している、実は知る人ぞ知る断食界のカリスマだ。
 そもそも300万年前に発祥したと言われる人類の歴史は、そのほとんどが飢餓との戦いに費やされてきた。人間は飢餓を乗り越えて生き延びるために、飢餓に対応するありとあらゆる防衛機能を備えるようになった。それがあったからこそ、恐竜を始めとする多くの動物が滅亡する中、今なおわれわれ人類は地球上で生き延びていると言っていい。
 飢餓防衛能力の一つが、例えば皮下脂肪だ。摂取した栄養は人体の機能を維持するために代謝に回されるが、余った分は将来の飢餓に備えて、皮下脂肪そして体内に蓄えられる。
 また、血糖値が下がると人はすぐに空腹を感じ、万難を排してでも何とか食べ物を口に入れようとするが、食べ物を口に入れてからそれが消化されて満腹を感じるまでに1時間ほどのタイムラグがあるために、放っておけば人間は必ず食べ過ぎるように作られている。
 しかも、余分に食べたものはすぐに脂肪になって貯蔵されるが、一方この脂肪が、簡単には燃焼されないようになっている。ダイエットが苦しいのも、それが原因だ。
 いずれも、将来の飢餓に備えるために人間が300万年かけて身につけてきた高度な飢餓防衛能力なのだから、こればかりはしかたがない。
 飢餓にはこれだけ高度な防衛能力を持つ人間なのだが、その一方で、過食に対しては、何ら防衛機能を持っていない。いや、むしろ人間の本能は過食を促す方向に作用するようになっていると言っても過言ではないのだ。
 今日の先進国のように、飢餓の脅威がなくなり、その気になればいくらでも食糧が手に入るようになった今、皮肉にも飢餓ではなく過食が人類の命を脅かすまでになっている。石原氏によれば、現在予備軍も含めて日本に2200万人もいるという糖尿病をはじめ、高血圧、心筋梗塞、脳疾患、ガンに至るまで、全てが食べ過ぎに少なくともその原因の一端があると言う。
 「恐竜もマンモスも皆、大きくなりすぎて滅びた。人間もこのままでは大きくなり続け、最後には滅びる運命にある」と石原氏は言う。
 そこで石原氏が言うように、空腹力を鍛えよ、となる。
 石原氏の提唱する空腹力とは、端的に言えば空腹を我慢する力のことだが、それは何も空腹の苦しみに耐える力をつけろと言っているわけではない。人間は血糖値が下がった時に分泌されるホルモンによって空腹を感じるため、血糖値が上がれば本来は空腹は収まる。しかし、われわれの多くが、幼少時からきちんと食事を摂らなければならないときつく教え込まれているため、実際に食事で胃袋を満たさないと空腹は収まらないものと信じ込んでいる。つまり、空腹力とは、そうした呪縛から自らを解放し、血糖値を正常にコントロールすることで、例えば1日1食か2食で苦痛を感じずに十分やっていけるような力を付けることを意味する。
 空腹力を鍛えれば、例えば、石原氏が提唱するニンジンとリンゴを混ぜたジュースやショウガ入り紅茶で血糖値を上げておくだけで、まったく空腹を感じずいられるようになるのだと石原氏は言う。
 石原氏自身が、朝、昼はニンジン・リンゴジュースを3杯ずつ飲み、合間にショウガ紅茶を飲む他は、1日1食だけで、しかも毎日ジョギングやウエイトリフティングに勤しむ生活を、30年以上続けているそうだ。
 石原氏自身は医師ではあるが、氏のこうした考え方は、東洋医学の発想に基づいている。解剖学を基礎とし、腫瘍や潰瘍など器質的な変化などの目に見える症状を治療の対象とする西洋医学に対し、気の流れなど目に見えないものに働きかけることで生命の本質に迫ろうとするのが東洋医学だと、石原氏は言う。しかし、理論的な裏付けのない東洋医学は医学の世界において主流とは成り得ず、ともすればオカルト扱いを受けたりする。目に見える形で説明できないものは科学ではないと否定されてきたのだ。
 しかし、「空腹力」は、西洋医学的にも証明できると石原氏は言う。また、実際に西洋でも先端医療の世界では、西洋医学の限界を知った医師たちが、東洋医学的な治療を行っているところは多いと言う。
 食欲の秋、現代の過食社会に警鐘を鳴らす「空腹力」について、石原氏とともに考えた。
  • 首相就任会見が開かれなかった背景
  • 次官会見廃止の真意を歪めたのは誰か
  • 新閣僚発言に見る公約実現の本気度
  • 自民党総裁選始まる

マル激トーク・オン・ディマンド 第343回(2007年10月28日)
私がデブをやめた理由
ゲスト:岡田斗司夫氏(作家・評論家)

マル激トーク・オン・ディマンド 第148回(2004年01月24日)
メディアが変われば日本も変わる?!

石原 結實いしはら ゆうみ
(医師・イシハラクリニック院長)
1948年長崎県生まれ。75年長崎大学医学部卒業。長崎原爆病院勤務などを経て、81年長崎大学大学院医学研究科博士課程修了。医学博士。82年イシハラクリニック開業。 85年、断食指導のための「ヒポクラティック・サナトリウム」を開設。著書に『空腹力』、『「一食抜き」健康法』など。
この記事へのコメント

しつこいかもしれませんけど(笑)、かぴばらさんへの御返事として2点だけ。

>ただ、科学のルールでは新しい説を唱える方が説を証明しなければいけないことになっています。
仰るとおりだと思いますが、一方で「頭をいじって重度のヘルニアが直った」といったような実例に対し、好奇心旺盛な研究者であれば「あり得ない、原理を証明せよ」と突きつけるより、むしろ、自分から押しかけてでも調査・研究するのが、より科学的であろうとする者の態度なのでは?と、ちょっと感じたわけです。

>コメント欄を見ているとそれは無理があり、そもそも神保氏自体がそんなレベルではないと今までの番組から断言できます。
そうでしょうか。私もこの放送は「神保さん、ちょっと踏み込んだかな?」とも感じましたが、ただ社会の遊びの部分というか、余裕というか、証明無きものはジャーナリストはお勧めの健康法すら言えないとなると、それはそれでちょっと窮屈な社会じゃないかなあ、といった印象です。


沈思黙考さん、ありがとうございます。

> 気は、物理エネルギーではありません。
>「気を送る」とは、「情報空間における書き換え」を意味します。
> 単純に相手と自分が臨場感空間を共有すると、
> なぜか自分の書き換えた内部表現が相手に伝わります。
う〜ん、難しいですね(笑)
これは原理というより作用が説明されていますよね。「なぜか」とか書いてあるし。
今度本を読んでみます。

takumi | 2009年09月27日 01:16

まだ視聴していないのですが、
かぴぱらさん、takumi さん、まぐさんの意見交換を読んで参考までに(笑)。
東洋医学でいう「気」については、
「ホメオスタシス(恒常性維持機能)の同調」として、
次の様に紹介されていました。

苫米地英人著『一瞬で相手をオトす洗脳術』
> 気は、物理エネルギーではありません。
>「気を送る」とは、「情報空間における書き換え」を意味します。
> 単純に相手と自分が臨場感空間を共有すると、
> なぜか自分の書き換えた内部表現が相手に伝わります。

「気」≠ 物理エネルギー(実在)という点が、肝要だと解釈しております。

沈思黙考 | 2009年09月26日 18:02

楽しんで拝見させて頂きました。

石原さんのサナトリウムが、政界や財界、はては芸能界に及ぶ面々の社交場のような観を呈しているのは、
どういった理由によるのでしょうかね。その点が興味深かったです。

とはいえ、石原さんがこうした業界の著名人の名前をたびたびアピールするたびに、戸惑いを覚えました。
ゴルフ場温泉付きのリゾート施設でセレブリティが興じる断食、というイメージだけが残ってしまったのは少し残念です。
食うや食わずの生活を強いられてる国内外の貧困生活者のことを思うと、なんとも皮肉な話です。

tr6000 | 2009年09月26日 08:45

 宮台&神保両氏やコメント欄で触れられていないのが不思議なくらいですが、今回の内容は、満腹でなくとも(低カロリー食でも)健康を維持できるかもしれないという可能性を示すもので、将来的な食料危機問題を克服する上での重要な知見だと思いました。

 「空腹の際に糖分を取って血糖値をコントロールすれば良い」というのも、砂糖を容易に入手できるようになった現代社会だからこそ可能な食欲制御法であり、「飽食ではなかった時代は平均寿命が短いのに」といった指摘にあるような過去との単純な比較は不適切でしょう。

  | 2009年09月26日 01:23

 takumiさん、まぐさんのコメントを見て大変安心しました。
番組より全然レベルが高くて面白いです。さすが丸激視聴者ですね。
このレベルの議論を深められるゲストであったら全く文句はないのですよ。
確かに私の2回目3回目の書き込みはこの番組に対してはやや過剰な反応だったかもしれません。僕が丸激に期待しすぎなのかもしれませんね。

 ただ、科学的な考え方を理解しもしないのに簡単に批判し、その対抗としてよくわからないものを平気で持ち出してくる風潮には危険なものを感じています。テレビでも怪しげな霊能者やら怪しげな健康法がはびこっています。科学啓蒙というのは大事なんだなと痛感した次第です。takumiさんやまぐさんのように科学的な考え方を理解した視聴者を前提でこういう話なら分かるのですが(宮台氏はそういうつもりなのだと解釈しておきましょう)、コメント欄を見ているとそれは無理があり、そもそも神保氏自体がそんなレベルではないと今までの番組から断言できます。

 「気」のような捉えにくいものの研究は進めればよいと思います。ただ、科学のルールでは新しい説を唱える方が説を証明しなければいけないことになっています。証明されるまでは認められないので、これが人々は「科学とは科学的に認められているもの以外は認めない」という誤解を生む原因の一つになっていると思います。

 よくわからないものを一時的に保留することができるかどうかが科学のトレーニングを受けている人とそうでない人の違いの一つです。普通の人は性急に白か黒かをつけたがるし、白か黒かをつけてくれるものが科学だと思っていいます。「気」とか「全体性」を問題にする議論は本質的に胡散臭さが付きまとうので、おかしなことにならずにそれだけ保留し続けられるかが社会の科学力みたいなものなのじゃないかと思っています。日本の現状を見る限りは危ない感じがしてしょうがありません。

かぴばら | 2009年09月24日 20:58

すみません、もう一つ言わせてください。
病気を治すということ、健康であるということの意味自体を問う必要があるんじゃないか、と私は思います。
病気になることは悪い、死ぬことは悪い、このような考えから、少し離れられる思考を持つべきだと思うのです。
ガンが治るとか寿命が延びるとか、そのことはどういう意味を持つのだろうかと。
幼年期のトラウマを抱えて生きている人に、カウンセリングをして「正常」な生き方ができるようになるということがあるでしょう。また、うつ病を薬で治す(楽にする)ということもあるでしょう。しかし、そのようなものを抱えて生きていくという選択は十分にありうると思うし、私はそのような選択が「よく生きる」「自分をき生きる」ということに繋がるのではないかと考えています。
私が代理母や臓器移植などに反対の立場をつとるのもこのような考え方からです。
私の知り合いの医者先生の話では、がん患者の多くは、終末期が近づくにつれ食事量が減り断食状態になり、さらに末期になると呼吸の低下から血中CO2濃度の上昇によってこん睡状態に入って行くそうですが(この辺のプロセスは私は素人なので、聞き間違いなどあるかもしれません)、これは大変心地よいものらしいです。このプロセスの途中で心肺蘇生措置などを施すと、「せっかく気持ちよく死ぬところだったのに」と怒られることもあるそうです。この話だけ聞いても、死や生命活動の低下が悪いことだとは断言できないように思います。
幸せな、気持ちいい、楽しい、楽な人生だけでは、「よく生きる」「自分を生きる」ことはできないと思います。自分の生い立ちや病や環境を「受け入れる」力が必要なのではないでしょうか。

PS.受け入れるといっても、どんなことでもなし崩しでスルーするということではありません。社会の理不尽、対抗できる暴挙には必死で抗うべきだと思います。ビデオニュース応援してます。

いささか宗教がかった話になってしまいましたが、「受け入れる」ということに関して宗教的な(信仰的な・信心的な)何かは必ず必要だと思いますので。

我慢する
受け入れる力

maitakeman | 2009年09月24日 20:18

今回面白かったです。
コメント欄で批判(非難)している人は、どこか的を外しているような・・・
あるいは、自分が抱いている科学像や世界像に自覚的でなく、今回の話がその像に当てはまらないことに抵抗があるのではないでしょうか。

しかしながら私も若干物足りないところが。
例えば「自然」や「本能」と言う言葉が、あまりに簡単に使われていると思いました。石原先生はそれでよいのですが、そこを深めるのは宮台さんの仕事では?病気の人にご飯を譲りたいという自然感情と、飯を食わずに病気を治すという自然な作用、この二つの自然はどのようなレベルの違いがあるのか。また、自分がしたいこと、して気持ちがいいことが一番と言いますが、私(現代人の少なからぬ人がそうだと思いますが)にとっては、腹いっぱい食うことが気持ちがよいことです。空腹は「自然」な現象ですが、それを自覚的に起こすことは「自然」なのでしょうか。なんだか吉田拓郎みたいですが。
私としては、その辺もう一段突っ込んだお話を聞きたかったですね。

maitakeman | 2009年09月24日 18:18

結局メディア横一線体制を維持していることが、八ツ場ダム問題であれだけメディアに一方的に叩かれるということだろうね。

それにしても、今回のゲストのレベルは低いぞ。記者クラブ問題やるんだったら上杉氏など、ゲストでも呼んでとことんやってくれ(ノーゲストで語ってくれてもよい)。いくらネタがないからといって、VNがくだらないメディアになっちゃうのはヤダな。

ローカロリーダイエットなんて誰でも考える安易な発想。空腹力なんてやめた方がいい。太りやすくなるだけ(経験済み)。

じゃが | 2009年09月24日 15:52

還暦医さんとかぴばらさんのコメントを読んで大分整理できました。
これが、ネットの双方向性の醍醐味であり、動画配信に豪華なおまけがついて来て、大変なお得感があります。

さて、いつもはマクロな視点からの記述が多い私ですが、今回は敢えて個人の視点から治癒を論じてみたいと思います。

科学的視点からいうとプラシーボ(偽薬効果)は排除しなければ治療の効果を特定できません。

しかし被験者である個人が優先すべきは治療より治癒のはずです。
アンドルーワイルは「治療は外から来て、治癒は内から生じる」と言っています。
このワイルはむしろ治癒に注目して、プラシーボを排除するよりも積極的に治癒力として重視します。
この認識は現代医学に飽き足らず、呪術師と被験者間に生じる治癒のメカニズムを調査した体験からも齎せられています。
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku2004/0402-2.html
http://www.drweil.com/app/cda/drw_cda.html

治癒という観点に立てば、イメージ療法も漢方もサプリメント療法も現代医学も異なった治療法の一つとなります。その上でそれぞれ得意分野があると位置づけます。

私の子供の難病治癒体験を言えば、自己免疫疾患の一つで免疫力が強すぎ、風邪などを引くと特に腎臓を攻撃するという病気でした。腎臓は再生しないから、いかに毀損の程度を押さえ、人工透析を先延ばしするかが要であるという物で、確かに合理性があります。

その医者の処方は強いステロイド剤と免疫抑制剤を投与する。ステロイド剤の副作用は満月顔に身長の伸びの低下等々。免疫抑制剤の副作用は病原菌への抵抗力の低下で、外界からの準隔離でした。

私はそもそも難病指定なのだから医学療法には利は少ないと判断しました。
幸い尿試験紙があり、子供の状態は素人でも判断できます。
ありとあらゆるものを試した結果行き着いたのが、魚のカプセルとウコンでした。たったこれだけでほぼ完治しました。医者の提示した治療法との格差に愕然としました。その後アンドルー・ワイルの書に出会い、私の体験が全て網羅され整理されていました。
この書に最初に出会えば、半年間という手間隙を掛けず済んだのになと思ったものです。

最後におまけを一つ、人間にはどんな末期のがんでも治す力を持っている。但し、どうすればそのスイッチを入れる事ができるのかが、まだ解明されていないとワイルは言っています。
ワイルは調査の結果、宗教的回心、恋愛、激怒、その他の大きく心が揺れ動いた結果として、スイッチが入ったと推定します。

ここで私の体験例を言えば、信仰歴のある友人が末期がんと宣告された時に、この話をして、他から狂ったと思われてもいいから懺悔と感謝を百回でも二百回でもしろと無茶をいいました。
幸いその友人は7年たった今でも生きています。
私も末期ガンになったら試してみたいと思っています。皆さんも、いよいよの際の最後の手として薦めます。

まぐ | 2009年09月24日 15:37

いや〜石原さん、面白すぎます(笑)
「なんか胡散臭いなあ」と思いながらも単純ですが、こういう人と話していたら元気をもらえるような気がしました。

かぴばらさんの指摘は非常に理にかなっていて、すごく納得できます。一言でいうと「科学に対してまっとうで誠実な態度」だと思うのですが、私に印象だとやや過剰な反応のような気もしています。確かに「結果的に良くなったから正しい」とか「一食抜く程度はどちらにしても害はない」といったような論法に対し、科学的に納得するわけには行かないと思いますが、一方で、いわゆる東洋的な生命観や方法論に対し、懐疑論者がどこまで虚心坦懐に観察・分析し、一つの可能性として見ているのかが気になりました。
たとえば宿便の例が出ていましたが、単に「腸の活性化」なのかどうか、実例を集め西洋医学の方法論で分析するような研究はなされているのでしょうか?
あるいは偽薬効果などに関しても、一見「意思や思い込みが身体に物理的影響」を与えているように見える効果に対し、どれくらい本格的にそのメカニズム(実際にどの程度の作用があるかどうかも含めて)を研究し解明されているのでしょうか?
私の思い込みかも知れませんが、かぴばらさんの反応を見て、どうしてもこのような「気」を前提としているような生命観を研究する者に対しては、異端というか、研究自体が胡散臭く見られてしまうのでは?と感じました。要は真偽の判定も含めて、科学的であろうと考える研究者や学会などが、どんどんこの方面の研究にコミットしていったらより建設的なのでは?と思った次第です。
更には科学的態度というのも実は一律ではなく、厳格なものからゆるいものまでグラデーションがあるのでは?とも考えています。(ちょっと表現しにくいのですが)

もちろん、エビデンスの提出や証明を、はなからあきらめているように見える石原さん側にも問題があり、どうしても胡散臭さが付きまとうし、客観的には科学的に誠実な態度ではない部分も含まれると思います。

ただ、私自身も一時野口整体をかじっていた時期があり、体験的には石原さんの説明が「腑に落ちた」一人です。このような身体観は、丸劇でおなじみの福岡伸一さんの動的平衡とも親和性が高い印象もあり、いずれオカルトブームといったような流行を超えて、科学的にも何かしらの成果が上がる時代が来るのでは?と期待しています。

takumi | 2009年09月24日 14:49

皆様へ

今年地球総人口中食糧危機にある人口が10億人を超えましたね。一方、2015年までに世界の貧困層の人口半減の目標が事実上不可能になったとこの9月8日にUNCTADが声明を出しています。金融危機を理由としています。

今回の本編のテーマは、一人一人自分が食べる量を調節できる環境が前提になっています。そんな前提を享受し得ない人はたちはどうすればよいのでしょうか。

わたしは食の問題とは、まずこれだと思うのですが、
どなたも、このことへの言及がないですが、それが、周知のことだから、触れないというのであれば、まだしもですが、必ずしもそうではないと思われるので、でしゃばって書いておきます。

関内・マリア・次郎 | 2009年09月24日 12:21

民主党政権への人々の期待値は獲得した議席数に較べると異様に低い。失敗しても仕方がないという雰囲気が国民にある。首相自身もそれを認めている。逆にいうと、もし選挙公約を少しでも実現できたら低い期待値とのギャップで幅広い支持を得られる可能性がある。記者会見フルオープンの件も官邸が開かないことより外務省が開いたことが驚きだ。祭りは始まったばかり。まずは4年間ニュースが楽しみだ。

クリップ | 2009年09月23日 21:06

 「空腹力」と言っているが、過食の食欲状態を是正して通常の食欲状態に戻しましょうというのが正確な内容だと思いました。

 すなわち、多くの肥満の人は食欲のベースポイントが上がって過食状態が続き、必要以上のエネルギー摂取状態になっているので、そのベースポイントを下げ、適切なエネルギー摂取状態を維持可能な食欲の状態にシフトさせましょうと言うのが、石原さんの泊り込みのプログラムであり空腹力(正確には非過食防止力のほうがただしいのでは)でしょう。

 総論としては良い考えだと思います。太り気味になったとき、わたしも、野菜ジュースや、ゼリー食を使い同じようなプログラムをたまにやります。過剰な食欲を抑えるために。血糖を上げる以外にも、食味の甘み自体、食欲を低下させる作用があると思うので、無カロリーの合成甘味料配合ジュースを飲んだりしています。

 あくまでも過食状態から通常状態の食欲に戻すのが目的で、このようなプログラムを使わなくても、普通は食事をゆっくり取り、食べる量を減らせれば一食抜くような必要もないと思います。

 また、途中で有名な女優さんの名前がでてきましたが、女優やモデルの方はやせている状態を維持することが仕事の一つのようなものでしょうから、普通の人がやせるために今回のようなプチ断食プログラムを行うのは、拒食症などを引き起こしそうで、少し危ういと思いました。

 プログラム自体ですが、にんじんとりんごのジュースやしょうがと黒砂糖の飲み物など、飲料あるいは流動食を取る事により食欲を下げるような内容で、エネルギー自体は少なからずとっているようです。中心が糖類で、低脂質はよいのですが低タンパクでもあるように思いました。栄養摂取状態はあまり良くないのではないでしょうか。(わたしが行うときはプロテイン飲料で30グラム程度のタンパクは摂取するようにしています。)

 結論ですが、総論として肥満状態の方が行き過ぎた食欲の状態を通常状態に戻すのは肥満あるいはそれに伴った生活習慣病解消に効果的なのだろうと感じました。ですが、過食状態にない通常体重の方には不必要な概念でしょう。空腹力を身につけてやせようと思うのはよろしくないのではとも思いました。
 各論として石原氏の推奨するプログラムを個人で行うのはやめたほうがよいのではとも思います。わたしも試そうと思っている方、医師の管理下で行うほうがよいのではないでしょうか。

神保しんじ | 2009年09月23日 18:04

 還暦医さんは、冒頭で
「石原氏は西洋医学と東洋医学を対峙させる発想ですが、これがそもそも浅薄」
とばっさり切捨て
「現在の臨床の現場で見られるのは、「純粋科学」、「応用科学」の、混在、対立、融合」
であるとし、
「本来、メカニズムのほんの一部しか解明できていない人間の心身のトラブルを、医療は
対象にし・・・、純粋科学的には未解明でも、取り合えずの介入・・・が臨床」
そして
「科学的でありたいと願望しても、依然として理解不能な部分を内包する点で、臨床医学は
多くの部分で非科学的」
「効果は限定的でしかないのも、必然」
「医療の限界、不確実性、そしてその枠の中での力強い有効性」
結果として、
「それらを踏まえつつ、「最善を尽くす医療」を実践しようと希求しているのが、今の医療」
であると・・・。

 たいへん分かりやすく、現代医療現場の現状について、解説していただき、ありがとうござ
います。正直言って、なにも知らなかった私ですが、これを読んで思ったことは、日頃から自分
の健康管理に気をつけて、なによりも病気にならないことが一番大切だなと、実感いたしました。

 早速、無理やりにでも予定を空けて、石原先生の断食クリニックに行かねば・・・(笑)

こや | 2009年09月23日 17:29

余計に食べることや食べ残すことに罪悪感を覚えることが一般教養と考える身にとって、空腹力は特に異論のないお話でした。上2項は現代日本では矛盾する局面が多いのが問題点です。

とにかく、小食/少食/粗食──を旨とすることで偶のごちそうは美味しさが飛躍的にアップするのは確実です。それに、経済や健康面においてもマイナスになることはないので良いことずくめでしょう。

所謂ごちそうは日常的でない祝祭的な蕩尽と受けとめていますが、粗食粗衣の習慣が戦争のような蕩尽に向かうのであれば、大食や浪費のほうが世のためという寛容も必要かと……

石原さん、有名人の名前を挙げるクセは視聴者層を意識するべきかな。マル激的リテラシー?からするとネガティブポイントでしょう。

別件ですが、外交問題にもなっているクジラにしても、美味しいと感じる人や食してみたいと思う人が偶に喰うことまで禁じようとする不寛容にこそ論点の核心があると考えます。

Up 'N Load | 2009年09月23日 16:12

 還暦医さん、おっしゃることは殆ど同意なのですが、失礼ながら大事なところで勘違いをされていると思います。それは「科学とは何か」ということです。理論的な根拠が分かっていなくても十分効果があれば治療するというのは正しく「科学的」だと思います。科学とは考え方であり、姿勢であり、手続きです。「科学的であろうと思っても出来ない」ということにはなりませんので心配は要りません。

 このコメントを見ても少なくない人が「科学とは科学で解明されたもののみを信じそれ以外は認めないこと」だと誤解しているのですが、そもそもそういう考え方は科学的ではありません。また「科学の成果」と「科学の考え方」の区別が出来ず、科学の成果による問題や成果が十分でないことをもって科学的な考え方の根本を否定するバカもいます。(もう少し高度な問題として考察するのはありですが)

 人体のような複雑なシステムではすべてを理解するのはまだまだであり、東洋医学のような経験に基づく知に学ぶべきものがあるという点に関して否定するものではありません。どんどんやるべきだと思います。しかし東洋医学と西洋医学(この言い方嫌なんだけど)が対峙するものであるとか、西洋医学が限界があるからこれからは東洋医学だ、等の考え方は間違いです。東洋医学のような経験に基づくゆるい理論体系では科学に取って代わるのはおろか、批判する能力も持ちえません。材料の提供ができるだけです。

 「効果があればいいんだ」とおっしゃる方がいます。その通りです。病気が治ればよいのです。しかし、その効果をどう判定しますか?ある人がある治療を受けて治ったとしましょう。それはその治療が効いたから治ったのでしょうか、それとも自然に治ったのか。それを検証するためには一回ではだめです。一度ではたまたまかもしれません。複数回の治療をして、しない場合と比較しないといけません。結果がものすごくはっきりしている場合以外は統計的な検定も必要になってくるでしょう。また心理的な効果を防ぐために偽薬をコントロールに使う必要も生じるでしょう。理論的に考えればどうしたってこうなります。

 科学とは簡単に言うと理論的にものを考えるということです。これを放棄すれば、すべてが恣意になり宗教的、経済的、政治的権力者に対抗する根拠も失ってしまうのです。
 
まだまだ言いたい事があるのですが、この辺にしておきます。

かぴばら | 2009年09月23日 13:35

っていうか昔からマル激は時々ワイドショー的ネタ番組みたいのやるじゃん!
ドクター中松の回とか最高だったじゃん(^^

そういう意味ではクオリティ高いよ今回(笑)

Wakayama | 2009年09月23日 12:35

videonews.comのクオリティを保つという点で、今回の石原先生はミスキャストじゃないでしょうか。「思いっきりテレビ」と同格じゃいけませんぜ。

とは言え、石原結實氏は某都知事の姻戚関係者 (石原伸晃によれば「私のおじうえ」 
http://www.youtube.com/watch?v=vXH0WZVzyN8
1:04付近・・・それにしても番組中と同じ言い回しを、ここでもやってますねえ・・・慣れたもんです)。 ただし、この点は、既にご指摘の方もあり、何らかの大人の事情も見え隠れしていますから、それはそれでヨシとしましょう。

さて、医療政策は民主党連合政権の大きな柱のひとつ。これを機会に、現代医療の深層を探るシリーズなど、企画していただけると有難いです。

石原氏は西洋医学と東洋医学を対峙させる発想ですが、これがそもそも浅薄じゃないでしょうか。
むしろ、現在の臨床の現場で見られるのは、ドイツ型「純粋科学」に依拠する旧来の医療と、「純粋科学」的根拠よりも「応用科学」として「臨床結果」を重視する英米型のEBM(根拠に基づいた医療)との、混在、対立、融合です。

本来、メカニズムのほんの一部しか解明できていない人間の心身のトラブルを、医療は対象にしています。そして、目の前で生起している病は放置できませんから、純粋科学的には未解明でも、取り合えずの介入を余儀なくされるのが臨床です。科学的でありたいと願望しても、依然として理解不能な部分を内包する点で、臨床医学は多くの部分で非科学的です。全能であれと人々が願っても、効果は限定的でしかないのも、必然です。医療の限界、不確実性、そしてその枠の中での力強い有効性。それらを踏まえつつ、「最善を尽くす医療」を実践しようと希求しているのが、今の医療だと思います。(これ、実はどの世界でも、同じなんですがね)

最良の治療法を選ぶ方法論として、従来は生理学的知識が重視されました。他の自然科学と同様に、観察と帰納と実験とによって「経験的事実」を支配する「法則」を客観的かつ厳密に認識し、「法則」の適用できる範囲では、それを適用する。不足の部分は医療者の経験や権威者の推奨が補うのです。しかし、「法則」の適用が正しく行われる保証はない上に、「不足の部分」も多過ぎてしまう。

これに対して、EBMでは、治療効果・副作用・予後の臨床結果に基づき医療を実践します。公表された臨床結果などを広く検索し、時には新たに臨床研究を行うことにより、なるべく客観的な疫学的観察や統計学による治療結果の比較に根拠を求めながら、方針を決めます。法則の解明を捨てたわけではありませんが、それが不十分な場合、認識論的には一歩退却して体制を整えるわけです。

1980年代になってMEDLINE http://www.healthy.pair.com/ などの医学情報データベースが発達し、臨床結果の検索が比較的容易になりました。一方で、疫学統計手法の進歩により、バイアスを低減させる研究デザインが開発されました。その結果、治療法などの選択となる根拠は「正しい方法論に基づいた観察や実験に求めるべきである」、という主張に現実性が生まれました。

EBMでは、純粋科学による裏付け(法則の解明)が乏しくても、例えばいわゆる東洋医学や伝統医療であっても、正しい臨床的なエビデンスがあれば、その範囲において一定の目的を達成する医学的に正当な手段とみなされ、正当な治療行為とみなされるのです。ですから、石原先生も頑張ってください。頑張ってエビデンスを社会に提供してください。お笑い番組に出演している場合ではありません。

ところでもちろん、「正しい方法論に基づいた観察や実験」は、それほど容易な事ではありません。巨大な経費と人材と時間を要求します。それゆえに避けがたいバイアスも発生します。近年の高血圧や高脂血症などの各種ガイドラインでは、主として経済的理由によるバイアスの臭いが消えません。直近ではブタ由来A (H1N1)いわゆる新型インフルエンザに対する感染症学会によるガイドラインなど、「正しい方法論」に基づいているとは思えない例もあります。

さらに現実の医療を見渡せば、わが国では、江戸時代から続く低医療費政策と医師や看護師の慢性的な養成不足が、正当な医療の実践を妨げて来ました。近年の小泉偽改革は、連年2200億の削減による秤量攻めだけでなく、マスコミには医療たたきを、検察には医療に対する過失致死罪の乱用を、行政には現場を疲弊させる無意味な書類作成の激増を強要させるなど、様々な手段で破壊工作を行いました。その目的は、宮内氏などが唱えた「パブリック・ビジネス」路線( http://www.asyura2.com/0510/senkyo15/msg/326.html )。すなわち医療崩壊です。

また、その昔、武見太郎が「暁の団交」でゴリ押ししたことで定着した、診察患者数に上限を設けない「乱診医療」(薄利多売医療)は、世界に冠たる異常なものです。開業医は1日に100人以上診療しなければ診療所を維持することが経済的に困難になりますが、これは診療報酬の単価が極めて低いためです。1日に100人診ると、8時間:480分ですから、切れ目なく診療できても入れ替え時間は必要で、診療時間は平均4分程度。古のカミカゼタクシーみたいに危なっかしいカミカゼ診療なんです。カミカゼタクシーの運転手がそれなりに有能であったように、日本の医師も持てる能力を限界まで発揮し、パターナリズムもおおいに実践しつつ、これまで何とかこなしてきました。でも、もうこれ以上長くは、続かないでしょう。EBMの構成要素でもあるインフォームド・コンセントの普及は、カミカゼ診療を不可能にします。国際的にもこんなやり方は全く理解されません。

とまあ、なんとも散漫で申し訳ありませんが、神保さん宮台さん、現代医療の問題点を抉るシリーズ、よろしくお願いしますね。

還暦医 | 2009年09月23日 05:03

【Nコメ:会見開放について】

 上杉隆さん自身がネット上で読めるコラムに「官邸に入る許可を得ることができた」と書いていらっしゃるのですから、恐らく神保さんも許可申請をしていれば門前払いされなくて済んだのかもしれませんね。

 こんなことを書くと鼻で笑われてしまうかもしれませんが、今回の一件は、神保さんが「アポなし」でも会見に参加できる欧米を基準にしてしまったがために起きたミスコミュニケーションが原因だったのかもしれませんよ。

 実際、平野氏はあまり開明的な人物ではないようですし、また慎重深いタイプのようですから、「会見開放」の定義が神保さんとかなりズレている可能性が大ではないでしょうか(笑)

 神保さん、もう少し根気強く「いや記者会見の開放というのはですね…」と民主党筋に説明すれば、あと20メートルどころか、そろそろ(どんな記者でもアポなしで)会場入りができるようになると思いますよ。あとちょっとの道のりです。応援してます!

在日日本人 | 2009年09月23日 01:05

 石原さんの本を読むと、ご本人が生でご講演されるよりも整理された形で情報が頭に入りますので、この回を見て胡散臭く思われた方も、一度、著作をお読みになられてはいかがでしょうか。
 この回では話題に上りませんでしたが、著作(「空腹力」ではない)の中で読んだ話で興味深いものがありますので、この場を借りてご紹介します。
 女性と男性の平均寿命の違いは7歳ですが、これが、女性が生理で出血するトータルの年数分に相当しているというのです。つまり、初潮から閉経までの平均的な年数に、1回あたり、6日間として年12回分を乗じて出した女性の生理は、およそ7年分、つまり男女の平均寿命の差に相当しているということです。石原さんは、このことを例に出し、東洋医学的なものに「瀉血」(しゃけつ)という健康法(治療法)があることにも言及されていました。
 男女の平均寿命は、それぞれ年々少しずつ伸びて来ていても、その差の年数は、確か変わっていない気がしますので、あながち偶然でもないかもしれませんね。このことは、血液の状態がヒトの寿命に関係していることを示唆していると思いました。(一定の量が入れ替わるメリット。男性は献血にいそしめばよい?!)
 また、全米国立老化研究所のイングラム先生の実験も著作の中で紹介されており、?毎日3食しっかり食べた人、?毎日2食腹八分目食べた人、?1日おきに断食をした人の比較結果では、?→?→?の順に長生きしたとのことです。
 さらに、断食と病気治療の関係の歴史も相当古く、980年〜1037年にかけて実存したアラビアの医学者が、断食中心の治療で多くの命を救ったという記録があること、19世紀半ばには、アメリカのジョン・デューイ博士らによって、科学的な断食療法が研究され、20世紀には自然療法の一つとして効能が広まったことなども紹介されています。
 マル激では、そうした情報になぜ触れなかったのかな、と思いました。
 科学的なエビデンスが得られていなくても、長い時間の中で一定の有効性の確認がなされてきたものだと思います。
 食べる量を減らすだけで、病気になりにくくなったり、寿命が伸びるとあれば、食に関係する産業界から圧力もかかるでしょうし、広告業界からも良くは思われないでしょうし、医療・製薬にかかわる方面からも、敵視されるということはあるでしょう。
 食事回数を減らすことが、食費の節減や医療費の節減につながる、拡大浸透すれば、これは大変なことです。
 ただ、アフリカなどの極端に食糧不足、栄養不足の地域では、子どもが成人になる前に亡くなってしまうことを考えると、成長期には適さないのではないか、量を減らしても栄養バランスを保つことは必須ではないか、と思います。
 ドイツでは、ホメオパシーが法律で位置づけられているとも聞いています。
 福岡伸一先生は、断食の効用やホメオパシー理論をどのようにとらえていらっしゃるか、伺ってみたい気がします。
 
 私も、筋肉のほぐしを中心としたカイロプラクティクスに通っていますが、どうしてここをいじると、こっちがこうなるの?!という経験をしており、人間の体のしくみの不思議さは実感済みです。また、鍼もびっくりするほど効きますよ。ツボに微細な傷を与えることで、脳から「修復せよ」という指令が出され、総合的な力を動員して修復にあたることで、改善されてゆくそうです。

ヴァーグ | 2009年09月23日 00:53

あと、私も幼少時アメリカに住んでましたが、熱が出た時に水風呂に浸かる理由は、神保さんの予想ではなく、石原氏の指摘の方が正解です。(少なくとも、私は中国系アメリカ人の医師にそのように説明された)。
 
あと、アメリカ人(西洋人全般??)は日本人よりも薬(抗生物質)をあまり飲まないと思う。熱が出たらとりあえず汗が出るようにして、ビタミンをいっぱいとって寝る、っていうのが一般的で、日本人みたいにすぐに風邪薬を飲んだりしませんよ。

mimosa | 2009年09月22日 23:46

ゲストや運営方法に完璧を求める人が多いですね。
若い会員の人たちだろうと思いますが、もう少し大らかに見ましょうよ。

「ある人をゲストに呼んだ」=「ビデオニュースが、そのゲストのことを全面肯定した」という図式で捉えているんでしょうね。そんな訳ないですよ。

ペリエ | 2009年09月22日 23:40

「ライフスタイル革命」、「ダイエットやめたらヤセちゃった」、 「You Are What You Eat: The Plan that Will Change Your Life (邦題:オーガニック・ダイエット)」を先に読んで実践してきた私としては、今回の内容は、宿便が何であるかとか、肉を食べなきゃアミノ酸不足になる、みたいな理屈を抜きにして(実際は上記の本で理屈でもちゃんと説明されてますが)、経験で確かに正しいと思いますよ。実際、もう何年も風邪をひいたり腹痛になったりせず、職場では一番の健康人間と言われてます。仕事はデスクワーク中心ですが、動きも機敏。(肉をもりもり食べて、ちょっとお腹が空けば力が出ないとか言って間食してる人にかぎって、確かによく風邪をひいたりしている)
 
食べたいものを食べれば良いといえば、過食に繋がるという話が下に出てたが、この「食べたい」というのは、空腹力の身に付いた時の「食べたい」であって、体が本能的に、本当に必要な栄養を察知しての「食べたい」であって、添加物等々に惑わされた「食べたい」とは全く別ものである。
 
あと、非科学を受け入れればワイドショー並みの低レベルの番組になるとも思わない。常識の壁ではないけれど、圧倒的な目の前の現実に対して、現代科学が証明できることなんて極々僅かでしかなく、現代科学に捕われて見えなくなることもかなり多いと思う。経験でえた勘の方が正しい場合も多々ある。目の前のよく分からない現実に対して、対峙しようとする姿勢さえあれば、科学で証明されないものを扱っていようとも、ジャーナリズムになると思う。そもそも対峙しようともせずいい加減にやってるワイドショーとは全然違う。

あと、カロリーの怪しさは、特に油について調べればすぐに納得がいく。同じカロリーのラードと、同じカロリーのフラックスシード・オイルを摂取した場合、前者は体に老廃物を蓄積するのに働くのに対して、後者は体の機能を正常に保って老廃物を排出するのに働く。体に与える影響は全く違うわけで、漠然と低カロリーならヘルシーという考えるようなカロリー信仰は本当にバカバカしい。そして当然、石原氏の話が単なるカロリー制限の話では無い訳で。。
 
とりあえず体力をつけるために焼き肉だー!腹が減っては戦は出来んとか言っていつもお腹を満たす、みたいなことは日常茶飯事となってる今、石原氏のような人物をゲストに呼んで、粗食と運動の効果(過食の弊害)について、改めてトークしてもらうというのも価値があったと思う。

mimosa | 2009年09月22日 23:35

>>名無し草さん
健康になることと、長生きすることは別ですよ。
健康な人が増えれば、将来の人が社会保障費に莫大な税金を支払わなくても良いようになる。
現在の医療費の急激な増加は国家を破綻させかねない。毎年1兆円ペースで増え続ける医療費を、どうやって減らすか真剣に考えないと。
日本という国の繁栄の為にも、自給率の観点からも、途上国の食糧問題の観点からも、二酸化炭素の削減の観点からも、「現代の人は食べ過ぎ」という認識はとても重要なことだと思いますけどね。
「三食しっかり食べろ」「朝食は抜かすな」だとか、誤った認識が横行しすぎだと思います。

箱舟さくら丸 | 2009年09月22日 22:54

Nコメと本編の落差!
しかも、どうでもいいことにこのコメントの数の多さ!
長生きしてもロクなことしないのに、健康もクソもないだろう。
ビデオニュースは閉め出されると思ったよ。
利用されただけ。
これが革命が成就した後のいわゆる粛正というものなのだ。
命があるだけありがたいと思うことだ。
宮台氏はネットで今度は反民主党を焚きつけるぞと脅すが、それはどうかな?
私なら他の心配をするが。

名無し草 | 2009年09月22日 18:43

かぴばら さん
解説ありがとうございます。

今回の番組はこれはこれで楽しかったですが、自然科学以外でもいろいろな学説はあるところ、この番組は一人のゲストの考え方を深く聞くので、立場により微妙な感じがする場合もあると思います。

ここにはそれぞれの分野で補足してくれる人が集まってる気もしますのでコメント蘭がそんな形でも有効かもです。

yok | 2009年09月22日 18:05

まさかマル激でこういう話題になるとは思いませんでした。面白く拝見しました。

私自身、以前から野口体操とか、操体法を勉強しているし、故小山内博先生の「明日から朝食やめなさい」を読んで実践している。小山内先生も食品関係企業からの圧力があると言っていました。大企業の圧力は強い。

明治時代の東北で、こういう体操とか整体が発展している。誰が最初なのか、そして発展した理由はなんなのか非常に興味があるところである。

ここでも指摘されていたが、医学と整体の空間を埋める学問がなかなか発展しない。しかし学問は事実を追っかけるものだから遅れているだけだと考えている。多分「免疫学」に類するのだと思うが。

東京T.S | 2009年09月22日 17:30

記者クラブ閉鎖性の原因がクラブにある、というのが実はその裏にある真の原因の隠れ蓑になっていた。同じように官僚が悪の原因だというのも真の原因を隠蔽するタクティクスであると思う。勿論いまの官僚システムが良いわけが無い事をふまえてのことであるが。

hy | 2009年09月22日 14:02

「小雪が3日目には汚いものが口から出た。」
「5万人中3人が逃げた。その3人は、こういう立場の人間だ」
「大臣経験者も多数訪れる」。
「大病院の院長家族もオレの前では涙を流して己の愚かさを悔いる。」

断食の効果についてはさておき、今回のゲストは何か麻痺してる部分があるんじゃないでしょうか。

ド田舎の調子コイたバカ医者を見た思いで非常に不愉快になりました。

ウール | 2009年09月21日 23:25

先週の神保さんはご苦労続きでお疲れ様でした。

本編は娯楽ネタとして楽しませてもらいました(笑)。
私は今後湯浅誠氏や、ライフリンクの清水氏に出てもらう予定と聞いて、「よし!」と思うと同時に、いずれにしても彼らの登場回はシリアスな話題に向き合わなければならないので、一回くらいはこれくらい力が抜けた回があってもいいんじゃないかな、と。

私の幼少の頃のじいさんばあさん、ウチの両親がガキの頃に伝えた教育通念(朝抜きの話はなかったけれど)、つまり「肉体労働と粗食に耐えられるようになれ」式の、あるいは「自分たちはそうして生きてきました」式の考えの延長版に思えたし、彼らの通念も中年になった自分にはそれなり納得できるところもあり。

頭ばっかり使っているのもねぇ。そう、健康観に関しても。

それにしても確かに地方都市に住んで基幹産業がないサービス産業都市の郊外に住んでいると、一時間半くらい散歩していると外食産業ばかりなんですよ。目に付く店が。生活必需品は大型スーパーに吸収されていますのでね。ホームセンターとか。
 いま、過食の誘惑に晒されすぎなんですね。産業構造がいびつであるということの証明でもありましょうが。
 同時に、今の高齢世代に象徴されるように、「食えなくなる恐怖」は意外と我々日本人の中に根深く残っている気がしますよ。それが「食わない」ということに対する奇異な目としてあるような気もする。力が出ないんじゃないか、とか。

 空腹力を今のうちに養っておいて、食えなくなるときに備えておいたほうがいいのかなぁ。。。

artcable | 2009年09月21日 21:41

 今回のマル劇も、多角的な視点から、現在の医療を見つめなおしてみる、良い企画であったと思います。石原先生が仰っている、科学というものには、どれもいくばくかの胡散臭さがある、という事は、今日の文明社会に生きる私たちは、誰しもが肌で感じ、思うところだと思います。

 その意味では、西洋医学に偏ってしまった、今の日本の医療の現状を、東洋医学的観点から見直してみることは、今後の日本の医療のあり方を考える上で、大切なことだと思いました。

 今の科学では説明できない事柄が山ほどありなりがら、科学的でないという一言で葬り去られ、政策レベルではまったく見向きもされないというのも、そろそろ見直す時期が来ているように思います。

 民主党政権は、医師の数を大幅に増やす政策をかかげますが、日本の医療問題が、長期的にこれで解決するとは、とても思えません。それよりも、ライフワークバランスに向けて、総合的な政策パッケージを早く実現し、自らが日頃からの健康管理を考え、それを実践できるような暮らしと社会基盤を整えるほうが、重要であると思います。

 宮台先生は、幸福というキーワードを提示されていますが、まさにそこに向けた政策で、社会を大きく変えてもらいと願うばかりです。その意味で、前回の山崎先生の、高速道路無料化論にもつながるお話ですが、個別の問題が、いつも、より大きな基本問題に収斂されていくという、マル劇の企画にはいつも関心しています。

 今回のお話で、もし私たちが、日頃の食事を見直すとすれば、医療にかぎらず、農業や食糧、そして貧困問題などなど、多くの事柄に影響を与えるきっかけがあるのではないでしょうか。こんな企画をテレビのバライティー番組なんでやると、面白いと思うのですがねえ。「日本人が一日一食しか食べないと、世界はどうなるか?」なんて、視聴率とれません?(笑)

 そして、ここにもまた、メディア問題があるということは、最も重要な示唆であると思います。

 平野官房長官の罪は、やっぱり大きかったと、改めて再認識。

こや | 2009年09月21日 17:25

 コメント欄を見て、マズイなと思ったのでもう少し書きます。
 wiringさんのおっしゃるように、この話、単なるカロリー制限でしかないですね。
朝を抜けといっているお医者さんは他にもおられます。何か新しい話に感じるのはこの先生のプレゼンの上手さです。東洋医学の衣をかぶせているんですが、東洋医学に詳しい人はどう思うのでしょうか。

 カロリー制限でしかないのでカロリー概念自体を否定して(カロリーの理解自体が間違っているのが笑える)何か新しいことのような話にしているわけで、この先生の語り口は朴訥で鋭い感じではないのですがそれがかえってプラスに働いていて結構巧みです。

 やっていること自体の危険性は少ないようなので大きく問題にしなくてもいいかなと思ったのですが、ネットでこの方の本の受容のされ方を調べたら、むしろ問題は(受けている点)この先生の説明自体自体にあることが分かりました。wiringさん鋭いです。

 神保さんは非科学で良いのだという宣言をしたと私は受け止めましたが、そのことの意味が分かっているんでしょうか?この回で丸激はテレビのワイドショーやバラエティーと同じレベルまで落ちてしまったと認識しています。

 細かい指摘は無駄かと思ったのですが、やはり試聴されている方のために今回の内容が如何にデタラメかをもう少し具体的に説明した方が良さそうです。

「空腹は血糖値の低下で起こるので糖さえ補給すれば満腹感を感じる」
空腹を感じるのは血糖値の低下だけではありません。この先生の知識は大体古いのです。今ではいろいろな要因が複雑に関係していることが分かっています。

「宿便とは腸のひだにたまっていた老廃物である」
便とは腸内細菌の死骸や胃や腸の細胞の死骸が大部分です。何かがたまるような場所があるわけがなく、医学者がそんなものはないというのは当然です。見えないものをあると言うのはカルト以外の何者でもありません。
 僕の推測では腸の運動が活発になり腸内の便の滞留時間が短くなって急にどっと出てきたものと思われます。また便の変化は食物によって腸内細菌の種類が変わったことで説明できると思います。

「ばい菌は白血球のエサなので、栄養が良い状態だと白血球の働きが悪くなり免疫力が落ちる」何を言っているのか分からなかったのですが、糖尿病患者で免疫が落ちることを言っているようですね。これが普通の大食いぐらいで当てはまるかどうかは分かりません。
「動物性タンパク質を食べると血液が汚れる」これも意味不明。まず植物性のタンパクは一部の必須アミノ酸の含有量が低いので、アミノ酸のバランスは動物性のほうが良いのです。動物性タンパク質を食べると言うことは同時に脂質を取ることになりやすいので、血中の脂質濃度が上がるということを血液が汚れるというなら分からなくもありません。しかしこれは動物性タンパク自体の問題ではありません。スポーツ選手は脂質の少ないささみを食べることを推奨されていますね。

「食べたいものを食べていれば大体良い」
これは主張とそもそも矛盾します。大食いする人を止められません。

「水を飲めと言うのは体の毒素を薄めようということだが水分は排泄されて元に戻るので意味がない」
そもそも誰が毒素を薄めるために水を飲めといっているのでしょうか?ホメオスタシスで水分量が元に戻るのは当たり前です。水を飲めというのは水分の代謝を促すために言っているのでしょう。

「食べることばかりに社会的な圧力を受けている」
これは逆ではないでしょうか?メタボだのダイエットなど痩せることの圧力を受けていることの方が多いのではないでしょうか。拒食症やダイエットのし過ぎによって健康を損ねる人も多いです。もちろん進化過程で人類は常に飢餓にあったので云々の説明は正しい。この先生は時々正しいことや医学用語が出てくるけど全体としてはデタラメ。

「作用機構が分からないと医療行為として認められない」そんなことはありません。作用機構が分かっていない薬でも認可されています。ただ一定の手順を踏んでクリアする必要があります。理論的に理解できないからではありません。また保険適用されている漢方薬もたくさんあります。ただ気功のように施術者によって効果が違うものは認められないでしょう。


*間違っていることろがあったら指摘してください。


一つお勧めの書籍を紹介しておきます。
メディア・バイアス あやしい健康情報とニセ科学 (光文社新書) (新書)
松永 和紀 (著)
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%A1%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%82%B9-%E3%81%82%E3%82%84%E3%81%97%E3%81%84%E5%81%A5%E5%BA%B7%E6%83%85%E5%A0%B1%E3%81%A8%E3%83%8B%E3%82%BB%E7%A7%91%E5%AD%A6-%E5%85%89%E6%96%87%E7%A4%BE%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E6%9D%BE%E6%B0%B8-%E5%92%8C%E7%B4%80/dp/4334033989

かぴばら | 2009年09月21日 16:55

この手の話は定期的に世に出てくるものだと感じていますが、でもとっても面白かったです。普段から少食で肉類が週に2〜3百グラムくらいの私は、そもそも野菜と穀物中心の生活で、同じような空腹への心地よい感覚がありました。しかし、現代における食事とはストレス解消の役割が大きいため、健康のためにはまずストレスの少ない環境作りだよなぁと、今更思い知った次第です。

ショックだったのはヘルニアを前から開けて治すというくだり・・・元看護婦経験者の母曰く、今はよほど酷くない限り後ろから穴をあけてやると言ってましたが、以前酷いヘルニア持ちの知人に手術を勧めた経験があり、知らずに勧めた自分にゾッとしました。

せっかく政権変わったのですから、もう少し西洋と東洋の医学バランスが良くなるといいんですけどね。東洋だけで頼っていても末期になってしまったり、西洋だけでも不要な治療されてしまったり・・・どちらもプロフェッショナルな先生に当たれば問題ないのでしょうけれど、なかなかねぇ。ホント症状出ないうちに治すのが大事ですね。予防医学が人を幸せにして医療費も下げると言うなら、予防で病院いっても保険適用してくれないと(笑)いやマヂで。

利龍 | 2009年09月21日 16:33

石原さんずいぶん明るい人ですね。こういう人には人が寄って来る。お金も集まって来る。それはギブアンドテイクがちゃんと成立しているからなんでしょうね。私は一泊一万円も出せないので、ただで教えて頂いたことをこれから自分の健康ために大いに活用しようと思います。
楽しい番組ありがとうございました〜♪

私30代の頃に座骨神経痛で2ヶ月寝たきりになったことがあって、その時に食事療法をいろいろ試したのです。玄米と豆だけで一年間とか。
その経験から石原先生の話を聞くと、陰陽とか食養とか東洋医学とか、いろいろブレンドされているなと思いました。

宮台さんの奥様を治してくださった先生は腕が良いですねえ!私もいろんな先生のところに通いましたが、そんなにスッと治ったことはありませんよ。

『空腹力』を身につけるには、出された料理や弁当にほとんど手を付けないという失礼をすることにもなるので根性が要ります。だからこそ石原クリニックや断食道場があるんだろうけど。

Kyoちゃん | 2009年09月21日 15:48

イシハラ先生、患者さんの個人情報ダダ漏れで楽しませていただきました。副島さんもやってるんですね。空腹力ではないですが、カロリー制限は西洋医学でも大変注目が集まっている分野です。情報もたまってきているので、そちらの分野の方も呼んでみてください。

痛風メタボ | 2009年09月21日 14:49

青山さんに同感です。
ビデオニュースが慈善事業ではないと同じように、私も慈善活動で月500円を払っているわけではありません。

無料放送がもっと増えれば、会員をやめて無料放送だけを見ます。
自分にとっては、それが一番いいですけどね。

錦糸町 | 2009年09月21日 10:33

本編が大変参考になりました。空腹力ってまさに空腹でいることでいろいろ利益があるんですね。
しかし石原さんを見て思ったんですけど髪の毛は生えてこないみたいですね

匿各 | 2009年09月21日 10:29

石原さんの推奨するリンゴ、にんじんジュースにショウガ紅茶と黒砂糖でダイエットを実践してみたいと思いました。
あと、副島さんもビデオニュースに出てほしいですね。

とも | 2009年09月21日 05:42

以前、宴会病により内蔵が衰え、一日一食を三ヶ月程して、多少の回復をみました。またメタボ体質も改革wできました。

石原さん的な知識にはなじみがあり、ここは野生動物(肉食系)並みの食生活にしてみるかと思ったしだいです。

ここでつまらない事で知ったかぶりすると、肉食獣は獲物を倒した時にまず内蔵を食べるそうです。内臓内の消化された植物の栄養が目的らしいのです。
さらに知ったかぶりを続ければ、小食の際、重要になるのは食物の質です。
少ない量でミネラル、ビタミン等の体内では合成されない必須栄養素を摂取する必要が生まれるからです。

穀物の精白度を低める。ミネラルの豊富な海産物の全体食(頭から尻尾まで)を心がける必要があります。

それにしても、神保氏はネタ好きですね。石原さんの言論はところどころ怪しげです。いわゆる西洋医学の補完として捉えるべきでしょう。
私は子供の難病治癒の体験からアンドルー・ワイルの「癒す心、治る力 自発的治癒とはなにか」の記述が妥当だと思っています。

まぐ | 2009年09月21日 05:36

あー、あと、どうでもいいようなことというかケツの穴の小さい話ですがついでに。

なんか神保さん、ニュースコメンタリ―で、会員視聴者が無料放送を増やして欲しがってるみたいなこと言ってましたけど(正確にはそういうメールがくると)、そういう会員がそう多いとは思えません。

もちろん、質の高い言論が無料で提供され多くの人に行き渡ることをのぞむ気持ち(公共心?)は私にもありますが、やはり言論をお金で買ってるわけですから、あまり無料にされてもなあーとも思います。

別に嫌じゃないけど、無料を増やすってなんか違くないか?最低限の宣伝用で止めとくべきなんじゃないの?と。

というか、「宣伝のためにこの部分を無料にします、会員のみなさんすいません」と言って無料の部分を作るならわかりますけど、「会員視聴者がのぞんでるので無料で出します」と言ってやるってなんか違くないか?と。


そういう意味で、ぶっちゃけ5金の無料放送も真面目に考えれば微妙です。というか、神保さんの5金への言及の仕方が。会員視聴者の期待に応えて5金を無料でやります的に言及しますよね。無料でやることを特に歓迎している会員ってそんなに多いんでしょうか?

青山 | 2009年09月21日 02:11

先生の言ってること自体にはそれほど違和感はなかったのですが、先生のプレゼンテーションの仕方に違和感が。

やたらと「大物も自分のところにきている」と強調するところが特に。

まあ、これは、普通の感覚ではプレゼンテーション(講演)がうまいということになるんでしょうけど、どうも私は「こういうところがなんかうさんくさいなー。ほんとに自信があるなら大物がどうだこうだなんていちいち言わなくていいんじゃないの?」と感じてしまいます。すいません、ほんと。「プレゼンの仕方」に余計な関心が向いてしまいました。

とりあえず、私も気が向いたときに、一食抜いて野菜果物ジュースやチョコあたりを補給したりするだけにしてみます。

青山 | 2009年09月21日 01:41

この番組のいいところは、一人のゲストとお二人がじっくり対話しながら、ゲストの論説、信条、人となりを引き出して見せてくれるところです。
今回もまた、その良さが発揮された回ではないかと思います。
石原氏の言動で、医師とは医師自身の固有なアプローチで人を癒す仕事なのだと思いました。
端々に出てくるダジャレも、脱線に見えるエピソードも、石原氏なりの医師としての生き方を透かし見せる重要な要素であり、日頃、人に対してどんなところに気を付け接しているかが満々と表れていました。

神保さんのゲストとの間合いは今回も絶妙でした。
どなたかが生真面目にアラームをあげておられますが、リテラシーある視聴者なら、この神保氏のスタンスで見ておられるのではないかと思います。それに有料コンテンツですから、マスコミのような「洗脳力」はないと思いますよ。

石原氏の話は、経験的に「腑に落ちる」点が多々あり、結構よかったです。良識と思いました。
もっと聞きたいと思わせるのは商売上手なんでしょうか。
ただ金払ってまで爺趣味の断食ツアーに参加したいとは、これっぽっちも思いませんでしたが(言い方が悪くてすみません)。

竜之介 | 2009年09月21日 00:57

いわゆる粗食で、自分で吟味した物を自分で調理して美味しくほどほどに食べ、でも時にははめを外して仲間同士でこれも美味しく飲み食いするときもあるのもよし。普通に運動をし早寝早起きして、でも時にははめを外して夜更かしもたのし。ジャンクフードをとらないのは当然。でも年に1、2回はなぜかジャンクフードも食べてしまうのもまたよし。

なんでもほどほど、「日常」的に腹八分目基本ってなことだけでありましてそれくらいの「知恵」は「常識」じゃありませんか。
重病治療方策として採用するならともかく、粗食道場みたいな非日常=イベント依存体質の人の人生が変わりました約五万人、みたいな健康セールスやってる人を呼んで(それが嘘だとはいいません。確かに彼が言うような断食で体質と気持ちを変えると確かに「効果」はあるとは思いますよ。)、目から鱗なんていうのは笑止千万。つまらん企画。

むしろこの手の健康増進話が、なぜこんなに商売になってしまっているのかを問題にすべきでしょうよ。

wiring | 2009年09月21日 00:31

おいおい、医者がエビデンスを踏まえなくてもよいというのは困りまっせ。

そもそも薬害肝炎なんてのは、医者たちが「フィブリノーゲンを打ったら目の前で血が止まったんだ!効果あるぞ!」といったのも、アメリカで使用中止になっているにもかかわらず日本では使われ続けた原因の一つです。「目の前で起こった」だけで突っ走るのは危険です。
まあ、1週間あまりものを食べないってだけならいいんだろうけど、基本的な姿勢として問題があります。

医者は目の前で起こったことを、きちんとした検証もせず、「偽相関」で説明することがいかに多いかということです。

東洋医学や漢方がダメだというわけではないが、それはそれで伝統に則った説明にしてもらわないといけません。
そのどこの部分が科学的に解明されたのか、というのを検証していくことはできるでしょう。

宮台さんが「偽相関」を出したのは、あてつけであればよいのですが^^;;

さうだーじ | 2009年09月20日 23:55

 宮台さんの奥様の通われている気功に興味が涌きました。「骨髄液が・・・」て、ちょっと笑ってしまいましたが。

 私も友人の紹介で一度、故田中角栄氏の治療のために真紀子氏が中国から呼びよせられたという先生に気功を受けたことがありますが、あれはエビデンスなんてものとはかけ離れたところで「体感」するものだと思いました。施術中は横たわっているだけなのに体が熱くなるのがわかりましたね。施術後はとてもだるい感じになり、24時間眠り続けました。そしてその後急に体が軽くなるのです!面白いものです。

 東洋医学はこれから学んでみる分野としては面白いかもしれません。因みにその気功院は用賀にありました。紹介がなくても先生直々に治療が受けられるかはわからないのですがお教室も開かれているようですので興味が在る方は行かれてみてください。

しま | 2009年09月20日 23:40

すべて真に受けてはいけないのは今回に限らず、どのゲストの場合でも言えることでしょう。石原氏の場合、学者先生ゲストと違ってパフォーマンスが多いので胡散臭さが倍増してしまってますが。

今回は、とにかく「朝食を抜くことは良いことである」という考え方があるということを知っただけでも得るものがありました。自分は西洋的な分析的思考に飼い慣らされている人間なので、東洋的な思考とはどのようなものか関心があります。その辺の大家とされる人をゲストに呼んで頂きたいですね。

匿名 | 2009年09月20日 23:26

私は朝食を食べないので、一日2食です。体調は良いのですが、人にはあまり知られたくありません。みんな朝食を信じていますから。今度誰かに朝食抜きを批判されたら、「都知事も食べてないんですよ」と言ってみようかな。効き目ない?(笑)

ところで、石原さん式はちょっと自分のライフスタイルに合わないかも、と思いました。私は、季節の野菜や果物を、原型を留めている形で食べるのが好きなので。一年中リンゴとニンジンで、しかもジュースにしてしまったら、つまらなくないですか・・・

それから、空腹な時は、空腹を感じているほうが、自然で良い気がするのですが。空腹感を感じないためにジュースを飲むのであれば、食事とあまり変わらない気がします。「空腹力」とは何のこと?

あと、野生の肉食動物は、確かに空腹時間が長そうだけど、草食動物って、いつも何か食べているイメージがあります。実際はどうなのでしょうか。

さらには、成長過程の子供に適用してよいのかどうか、分かりませんでした。途中、明治頃の男子が160cmぐらいだったという話がありました。見た目重視の現在、健康に良いからといって「空腹力」で小さく育ってしまったら、親はその子に恨まれるような気がします。今日の話は、成人向けですよね、きっと。

そんなことを思いながらも、全体的に興味深く聞きました。面白かったです。

かんぽ | 2009年09月20日 22:34

私もこの方の議論の展開の仕方にいささか疑問を感じます。食生活や新陳代謝の改善が予防医療の観点から重要である事にはおおいに賛成しますが、それを空腹に耐える力によって向上させられると結論づけるには、例えば粗食などのきちんと食べる方法との比較が不十分でないでしょうか。したがってこの方の結論は、この方にあった生活習慣がたまたま空腹力だったけで、多くの人にとってはそうでない可能性が十分にあると思います.

argint | 2009年09月20日 22:26

空腹力おもしろかったです。
私自身朝食抜くことが多いのですが、
これは決して身体に悪いことではないのかもしれないなあと自信がつきました。
 岡田斗司夫さんのレコーディングダイエットで10kgやせて、やはり体調の良さを感じますし、精神的にもアグレッシブになったなあと思いますが、これは決して偶然ではなく、空腹力のお陰なのかとも思いました。

 それと、ここだけの話ですが、空腹力上げると、食費が浮くという、この時代にはかなり重要な副産物もあると思いますね(笑)。

無記名 | 2009年09月20日 21:53

言っている内容は納得できるが、自説の証明に、「都知事」や「電通の偉い方」を使っているところが胡散臭すぎる。
あと、電気と気がどうのこうのっていう織田無道的レトリックが喝采を浴びているのが想像でき眩暈がする。
都知事人脈と繋がりの出演としか思えず、首都大学の宮台教授の発言もそれを考慮しながら聞くべきだと再認識した。

脱藩坊主 | 2009年09月20日 20:52

本編を拝聴しました。

今から7年程前の大学入学を控えた春に、祖父から水野南北の著作を譲り受けたのですが、石原先生のお話を拝聴するうちに、当時の記憶が蘇り、なんとも言えない穏やかな気持ちになりました。

「何を忘れてもよい。ただ食を慎むことを忘れたらいかんよ」と手渡された著作を、以後繰り返し繰り返し読み、自分なりに食生活を律して参りましたが、改めてその意味するところを再認識しました。

有難うございました。

yoshi | 2009年09月20日 20:15

石原おじさん最高だろ!(笑)

全肯定はしないけど、時々繰り出されるキレのあるパンチがイイね。

エビデンスがどーとか細かい話は置いとこうぜ(^^

今回のマル激は得るものあったよ。

Wakayama | 2009年09月20日 19:20

石原氏は長らく医者ではなく公演のスピーチに磨きをかけてきた感じがしますね。そんな健康法もあります、という視点が面白いということでいいのではとおもいます。
私もほっとくと食べ過ぎな感じがして時々絶食します。出かける予定のない休日などが邪魔が入らずやりやすいのでこの連休またやってみます。

平野氏にはメールしてみました。

maa | 2009年09月20日 17:48

「腹八分目」が大切なんですね。田舎の婆ちゃんの方が、講師よりよく知ってるな。お金をより多く得るために、接待したりされたりしていると、栄養も偏りますし、自己を見失うような経験を重ねますから、この種のクリニックに行くとよいでしょうね。金は他人につけとけば良いですからね。人それぞれと平均的な人とを区別しないで、一緒くたしてしまえば、面白可笑しな話の種は尽きませんね。こういう話題はプライバシーに属する種類のもの、サルトルの女房もセックスの話はプライバシーに属するものだと言ってましたが、それと同種のものです。息抜きができました。本人が良いと思えばそれで良し。
話は変わりますが、首相就任会見のの件、平野官房長官がやらかしたのですね。この平野という方、どう依怙贔屓しても官房長官様とは・・・・・ですね。松下労組の出身という経歴を見て、派遣切り、下請けいじめで共産党が最初に指摘した企業の組合出身。問題を起こさねばよいがと危惧していましたが、やはりですね。戦後の企業発展モデルの申し子のようなものでしょうね。自分の利害には熱心ですが、政党というより大きなものには無頓着なのでしょうね。自分は労働者じゃないと勘違いしているんですね。鳩山さんもこういう方がお好きですと、命取りになりまかねませんね。蜂の一刺しってやつにならなければよいのですが。
でも、民主党は心配することないですよね。国民期待の星である岡田外相がいますから。

hitman | 2009年09月20日 17:42

断食で死ぬ人もいるので用心てください。

医師のいない無許可で断食道場しているところが多いです

私の行ったところは私が滞在中に死人が出ました。

誓約書なるものを書かされましたが、効力があるとは思いません。

警察もきましたが、事故扱いではなく あくまで突然死だったようです。

;ぽ | 2009年09月20日 17:38

(下のほうの投稿の続き)

・・・というわけで番組を見ました。1日1食を貫徹している自分としては「この人の言っていることは本当だ」と納得しました。自分で実践しているのだから間違いありません。

ただ、社会は3食が前提でまわっている以上、コミュニケーションのなかで必ず「いらない」と断ることになります。これは極めてストレスが溜まります。よほど自己決定を重視できる覚悟がない限り難しいでしょう。

後半の東洋医学の話。

科学的に証明されているのにオカルトと勘違いされてしまうことは多々あります。

鳩山夫人を例にとって説明すると、

・太陽パクパクで気持ちよくなる → 日光浴と作用は同じ
・森林でエネルギー充電 → 深呼吸と作用は同じ
・マントラ唱えて気分爽快 → 変性状態になってるだけ
・金星旅行 → 体外離脱(OBE)か何かだろう

といっても、鳩山夫人は超常的なものであると勘違いしているのでしょうけどね。

ちなみに民主党には、東洋医学を政策に反映されようとしている議員もいるそうですよ。期待できるかな。

稀代の天才白魔女さん | 2009年09月20日 17:10

本編をみたら、ここのコメントまで多くの人に見ていただきたいですね。
素晴らしい指摘のコメントがいくつかあり、感動しています。
かぴばらさんのコメントや、”偽相関”ついてのコメントなどのがその例です。

ちょっとした留意点としては、ゲストの方の考えや思想を聞くのが、番組の目的です。
つまりは、気分よく考えていることしゃべってもらう事が必要なのです。
そこで、神保氏や宮台氏は、おかしな点があっても、それをスルーすることが多い。
場合によっては両氏が気づいていないこともあるでしょが。

今回の放送も、全くベタラメと考えたり、信じ込んだりするのはダメ。
かぴばらさんのコメントは、自ら考えてバランスを取るのに非常にいいコメントだと感じます。

orz | 2009年09月20日 15:24

記者クラブの問題というより
各省庁のHPに大臣や事務方の会見報道などをすべて掲載してもらいたい
国会の委員会もすべて、国会の会合なども全部動画を掲載してもらいたい。
経済財政諮問会議や諮問機関とかも全部録画してHPにけいさいしてもらいたい
全部会見をHPに掲載しておけば別にマスコミに頼らなくてもいいから。

また毎週日曜日に首相が自ら出演して国民と対話するような番組を作ってもらいたい

マスコミはもういいです。
というより他人に判断をゆだねるのが大反対

無記名 | 2009年09月20日 13:57

面白かった。

最高! | 2009年09月20日 13:34

興味深い回だったが、やはり検証は必要だろう。
例えば癌の死者数の増加については、医療が
発展した結果、昔にくらべると死因が癌ぐらいしか
なくなった(つまりかつては癌になる前に他の
病気で死んでいた)という指摘をどこかで
読んだ覚えがある。また、
高齢化も加味して考えないと
番組中で宮台氏が述べていた”偽相関”である
可能性がある。

無記名 | 2009年09月20日 13:22

面白かったですよ。たしかに風貌がうさんくさいし、一部健康雑誌みたいなくだりもあったけど。

ひとつ疑問が残りました。人間の寿命はあきらかに飽食の現代の方が長いですよね?この辺はどうなんだろうか。生まれたときから飽食の世代はまだ若いから、結論は何十年後かってこと?

モグリの自営業 | 2009年09月20日 13:14

医師が言うことが、いかに科学的ではないか、という例だと思います。
現代人が食いすぎだというのは、本当であるような気がしますが、さまざまな説明は科学的な根拠がありません。
私も断食をすると調子が良くなるような気がしますが、その根拠はまだよくわかってないはずです。医者は適当にそのあたりに転がっている「専門用語」を適当に見繕って、科学的な知識のない患者を説得するために編集をする。それが本当であるかどうかは関係ないわけです。
今回の医者は医者の説明が「科学的真実」と何の関係もないことの例証として考えればいいです。
そして科学的に分かる以前に経験的に分かっていることもあるでしょう。科学的に確定した真実だけが真実でもない。

これをやっちゃったら、次は満腹感についての研究をいている「科学者」を呼んで、現代の水準で「満腹感」がどこまで分かっているのか、ちゃんと聞いてみる必要があります。

山師 | 2009年09月20日 12:01

宮台さんや、奥さんが行かれたその病院を是非知りたいです。

視聴者 | 2009年09月20日 11:48

またやっちゃいましたね。

 伊豆の綺麗な場所で合宿して野菜ジュース飲んで温泉に入ってゴルフしていればそれは健康になるでしょう。食べすぎが良くないことは確かです。運動や体温の話もいいでしょう。

 だがそれと、院長の理由付けの正しさや思想の妥当性とは関係がない。これが本当に健康に良いとしても原因の解明は科学的になされないといけないし、「効果があるから」「腑に落ちる」からという理由で簡単に思想まで受け入れるのは危険です。

 宮台氏は、オウムでヨガなどの身体技法によって起こされた神秘体験をフックに洗脳が行われたことを批判していました。神秘体験自体は本当でもそれが麻原の思想の正しさとは何も関係ないことを宮台氏は真っ当に指摘していたのですが、どうしちゃったんでしょうか?

 番組内容の真偽以上に、こういうもの取り上げ方はもう少し考えて慎重にならないといけないことを神保氏が全く理解されていないことが一番の問題だと思っています。

 東洋医学を否定する気はないし、科学で分かっていないから否定するのは科学的ではありません。また科学ではまだ分からないことがたくさんあることをもって科学批判をするのも全く科学的ではありません。神保さん「科学」に過剰な期待をしているのではないでしょうか?

 東洋医学を紹介するのならもっと別のゲストでもっと別の紹介の仕方があったはずです。西洋医学的に説明できると書いているけどこの先生の説明はめちゃくちゃです。

 院長の発言は半分ぐらいは科学的に正しいが半分は間違いかよくわからないものを断定しています。「XXが悪い」(これ自体は事実)から「XXと反対のことをするのが良い」という短絡に結びついていることが多いです。

 細かい突っ込みどころは満載ですが一つだけにしておきます。

 栄養学におけるカロリーとは「摂取する食物から得られる栄養学的熱量」で、元々消化吸収率を考慮された値です。もちろん個人差やその時の条件による変動はありますが、燃焼エネルギーのすべてではありません。

かぴばら | 2009年09月20日 11:09

断食の話、かなり興味深く拝見させていただきました。
宿便みたさに試してみようと思います。

視聴者 | 2009年09月20日 11:03

石原氏のおっしゃることは、基本的には共感できますよ。人には自然治癒力(?)というのがありますからね。時には食物に頼らず、その自然に身を任せてみることも大切でしょうね。断食したら、気分もすっきりしますからね。それが何よりですよね!
私の意見では、医学を東洋と西洋に分けること自体が「オカルト的」発想だという認識です。「医学の発展」という観点から見れば、その両者を分かつことなど、意味のないことです。


『記者会見締め出し問題』について。
なんか平野氏個人が槍玉にあげられているようですが、これは、ガバナンスとかいう以前に、「空気」の問題だと思います。平野氏はただその「空気」に従っただけで。。
おそらく、選挙前にマニフェストに入れられなかった時点で、そういう「空気」が作り出されたよのでしょう。。。。マニフェストに入れると国民の目に触れる機会も増えるでしょうからね。マニフェストに入れなかった時点で、この問題は「金庫」の中に「鍵」とともに、そっと閉じ込められたのでしょう。その「空気」が誰によって作られたかというのは、想像力の試されるところですが。。
もちろん、「空気」のせいにしたからといって、どこにも責任が帰されないというわけではないでしょう。その「空気」に抗えなかった民主党自身に一番の責任があることは、明らかだと思います。
また、そこを追求しきれなかった非記者クラブのマスコミ自身も、認識が甘かったとも思えます。

| 2009年09月20日 10:01

この国は、メディアが変わらない限りよくならないとずっと思って来ましたが、民主党政権になって、それを如実に感じるようになりました。

民主党がすべていいとはいいませんが、今の状況は、メディア(既存マスコミ)が権力に対して完全に遅れをとっていると感じます。権力のチェックどころか、改革の足を引っ張る側に回っている。政治の方が彼らより進んでしまった感があります。

長年クラブで官庁勤めしたおかげで、雇用形態は民間でもアタマと習性は完全に官僚化してしまった人たち。

かつて田中康夫の長野県で見られた風景が、今や国政レベルで起ころうとしている。ただ、田中康夫のときと違うのは、孤軍奮闘ではないということ。数の力は強い。おそらく官僚の方が、死に物狂いで頭の切り替える者が続出するでしょう。右にならへの世界でいったん流れが始まれば、加速度的に状況は変わるだろう。

今の時代、ネットの力をナメているものは敗北する。自民党もネットをナメすぎた。風とかなんとか嘯いているうちに、民は確実に賢くなったのです。次は、既存メディアの番ですね。

タク庵 | 2009年09月20日 03:59

空腹力の石原さんの説明、以下の3点が原因で話に集中できず、苦痛でした。

-口を開かず”もごもご”と早口で聞き取りにくい。
-無駄なオヤジギャグをはさむ。
-簡潔に話さない。

tom | 2009年09月20日 03:48

・『生活習慣病に克つ新常識―まずは朝食を抜く!』小山内博 (新潮新書)
・西医学
・ブックスダイエット

↑どれも朝食抜きで2食ですな。
まあ、ご自分の判断で。


無記名 | 2009年09月20日 03:00

カネ取って放送してるのにこんな詐欺師出すなよ。

5分で「詐欺師だ」とわからないようだから神保さんも地球温暖化なんて間に受けちゃうんですよ。

まあ、オカルトネタ枠ということでの放送だとは思いますが。

熊五郎 | 2009年09月20日 02:45

tokumeiさんに触発されて、私も
平野博文氏のサイト宛
https://www.hhirano.jp/opinion/

「市民ご意見箱」に以下の意見文を投稿しました。

民主党前代表の小沢氏、民主党代表・首相の鳩山氏が野党時代に明言した《記者会見の開放》という「公約」が実施されず、民主党政権が初日から「公約」違反を犯したことについて大変残念に思うと共に、オープンでリベラルな政党を標榜した民主党に一票を投じた一人として、早速騙されたと感じ、怒りさえ湧いています。

私が特に平野氏に意見メールをさせて頂くのは、ネット上の議論では、平野氏の意向で民主党の「公約」を曲げることを決定したとされているからです。その前提で意見させて頂きます。

あなたは、どういうおつもりで民主党政権の公約破り第1号の主犯格を任じたのでしょうか?大手メディアを掌握してさえいればメディアコントロールが出来ると思い込んでいるのですか?フリーランスのような得体の知れない存在に恐れをなしているのですか?

あなたの腹中がいかなるものであれ、「公約」を破ってしまったという事実に変わりはありません。そのことについて、既存の大手メディアは何も報じないようですが、このニュースはネットを駆け巡り、大きな話題となっています。今回民主党に投票した人の多くはネット上で情報収集するのが普通の人たちです。民主党政権がこんなにも簡単で根本的な公約を果たせなかったこと、それを主導したのは現官房長官の平野氏であることは、たちまち知れ渡るでしょう。もちろん私自身も民主党に投票した知人たちに伝えるつもりです。

国民に情報を知らせない時代は終わりました。一部の者のみが情報を握っていることのできる時代も終わりました。民主党は時代の最先端を行く党として、情報を国民と共有し、国民参加型の政治を実現することを目標に政権への道を歩んできたはずです。今からでも遅くはありません。民主党の本分を思い出して、記者会見を開放して下さい。民主党に一票を投じた人々を落胆させないで下さい。お願いします。

匿名 | 2009年09月20日 01:48

池田信夫さんのブログで知ったのですが、岡田外務大臣が全メディアに会見を解放したようです。

池田さんのブログの記事
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/e8f702285f11ccf26e3b7ef768e05eaf
それに関する新聞記事
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20090918119.html

このことがきっかけになることを願います

うぶんちゅ〜 | 2009年09月20日 01:14

今回の選挙において、有権者の選択は政策ではなくて人(政治家)を変えることだったと思う。政策を選んだなんてことは本質ではないと思う。高速道路無料化だってあまり評判はよくないし。結局、北町奉行所が腐ってきたから南町奉行所にやらせようという程度の国民の認識だと思う。思ったより民主党に票が入ったので内心、「これは勝たせすぎたかな」と思っている人って多いと思う。

グリンゴ | 2009年09月20日 00:57

まだ見てないが。もう10年以上、1日1食以下を続けていますけど、こういう体質の自分にとって不満なのは、社会は1日3食が前提のシステムになっているってこと。

下手に断ると怒られる。ストレスが溜まる。非常に苦しいめに遭う。外食に同席すると飲み物だけ頼むわけだけど、必ず食えと言われる。場合によっては店に注意される。苦痛なのである。自殺もなんども想定した。
(2食以上食べる→自殺が頭のなかで直結しているので、食べるような動作には反射的にブロックがかかる。)

なんとか体重45キロ前後を維持していたが、最近は少し増えて48キロくらいになった。

これが『空腹力』かどうか知らないが、まあ、人間ってのはナントカ食わなくてもやっていけるものである。

これから番組を見る。

稀代の天才白魔女さん | 2009年09月19日 23:23

いつも興味深く視聴しており、今回初めてコメントさせていただきます。
民主党大勝以降、「記者クラブ開放」が実現するか固唾をのんで見守っていたのですが、残念な結果となってしまいました。
上杉さんもテレビ番組で、「記者クラブ開放」の「公約」反故を理由に鳩山内閣を「土鳩」内閣とおっしゃっていましたが、最初から大きく誤った政治運営をしてしまったと思います。
しかし、宮台さんのブログを見て、平野官房長官の意見箱にメール(記者クラブ開放)を送りました。
私たち国民、市民に有益な情報を今以上に得るには、このような方法しかないのでしょうか?同じような意見をもった人々の声が、統治権力にダイレクトにしっかり伝えられる術はないのでしょうか?それとも選挙を待つしかないのでしょうか?

yasu | 2009年09月19日 23:00

1-2 民主党記者会見オープンの約束は? 愛川欽也 パックイン・ジャーナル
http://www.youtube.com/watch?v=c5chD6UZ-SE&feature=channel
2-2 民主党記者会見オープンの約束は? 愛川欽也 パックイン・ジャーナル
http://www.youtube.com/watch?v=n44Lyk03fSI&feature=channel

匿名 | 2009年09月19日 22:56

平野博文氏のサイト宛
https://www.hhirano.jp/opinion/

「市民ご意見箱」に以下の意見文を投稿しました。

政権獲得以前の段階で民主党の代表や幹事長の地位にあった鳩山氏、岡田氏、小沢氏、それぞれが政権獲得後の会見においても、記者クラブの外のジャーナリストにも開かれたものにすることを引き続き維持するとの約束が公になされておりました。

 選挙に当たっては、この公的な場で行われた発言も、民主党のこのたびの選挙に臨むにあたっての公約に含まれるものとみなしておりました。
 したがって、わたくしは選挙権を行使するにあたり、この一事をもっとも重要な判断材料のひとつとして参考に致しました。

 ところが、この約束は内閣官房長官になられた平野さんによって、覆されたと聞き及んでおります。このままでは、私は<騙されて投票させられた>と判断せざるを得ません。
 民主党は、特に、平野さんご自身の責任において、この件を国民に分かる形で明らかにしていただきたいことを、一市民として要望致します。

 大手マスコミとのなれ合いの関係を政権獲得後変質してしまった現状のような形で続けることは、今後の民主党の国民的支持を毀損するもっとも大きな原因になるであろうことは火を見るよりも明らかだと思います。

tokumei | 2009年09月19日 22:13
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