26日、網易は国連気候変動会議の中国代表・于慶泰氏に関する記事を掲載した。中国の気候変動対策に注目が集まっているが、于氏は「排出量の削減はありえない」と言明した。資料写真。

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<温室効果ガス>「わが国の排出総量削減ありえない」国連会議代表が言明―中国
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2009年9月26日、網易は国連気候変動会議の中国代表・于慶泰(ユー・チンタイ)氏の発言を報じた。

22日に開催された国連気候変動サミットに続き、12月には国連気候変動枠組条約第15回会議が予定されている。京都議定書に替わる新たな枠組合意が期待されているが、参加国間の駆け引きが続き、交渉は難航すると予想されている。于代表は「会議はきわめてシビアなもので、映画よりも複雑で厳粛だ」とコメントしている。

今や世界の温室効果ガス排出量の過半数は米中の2国によって占められている。これまで取り組みに消極的だった米中の動向が注目されているが、于代表は「排出総量の削減は絶対に受け入れない」と明言している。

以前、ある先進国の代表が「30年前、中国が自転車王国だった時代が懐かしい」とこぼしたというが、于氏は「30年前、中国人は車が買えず、部屋も小さく、冷蔵庫もエアコンも洗濯機もなかった。その時代に帰れと言うのか」と怒りをあらわにした。中国やインドなど発展途上国はまだまだ国民生活の向上が必要であり、温室効果ガス排出量の増加は不可避だと主張している。

ただし単位GDPあたりのエネルギー消費量、温室効果ガス排出量削減には取り組む姿勢があると明かし、2010年までに単位GDPあたりのエネルギー消費量を20%減らすという中国の目標は「いかなる先進国にも劣らない」野心的な目標だと主張した。また発展途上国がこうした気候変動対策に取り組むには先進国の資金及び技術援助が不可欠であるとも強調している。(翻訳・編集/KT)
2009-09-27 12:59:22 配信

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