え。ちなみに「黄札」と言うのは当然ながらイエローカードの事で、販売出来るかどうか判定が出るまでお預け、と言うカードの事です。
ええ、勿論初めて見ましたとも。なかなか見られないので貴重ですよ。そうなんです。
年の終わりに嬉し恥ずかし初体験です(全然違)。
コミケの我がブースに来て下さった皆様。御礼申し上げます。
取り敢えず2007年最後のイベント(大掃除は?年賀状は?)を無事に終えられました。
在庫数が取り敢えずパンクせずに済んだのも、ひとえに皆様方のご協力のおかげです。出来ますれば、来年も在庫減らしにご協力下さい(おいこら)。
で、上記ですが。
食らいました、初めて。ええ、当然エロシーンの検閲で。わっはっはっはっはっは……しょんぼり。
いや別に、私の描き方が今迄と変わった訳じゃ有りません。Hシーンなんて全68頁中数頁だし、例の通りの描き方ですし、創作ジュネ系(?)にそれ程の発禁ラインの描写があるとも思えないのですが、判定基準が微妙に変動するらしく。
コミケスタッフさんが本をめくり、「むっ?」と言ったまま本を閉じて走り去られた時には、正直ぽかーんでした。
嫌な予感はしたものの、帰って来たスタッフさんの手に黄札があり、「この本なんですがー、許可が出るまで一応販売しないでください」の台詞にどっと冷や汗。
A/T 「ええええええっ。マ、マジですか。何かマズかったですか」
Staff氏 「ええちょっと…」
A 「えっと、あの。どう考えても引っかかりそうな所ってワンカットかツーカットですよね」
S 「はい。(札に必要事項を書き込みながら)…ええと、部数は幾つですか」
A 「えっと…(パニック)…100…50です。小部数を苛めないで下さいよぉお」
スタッフ氏も親切な方で、「大丈夫です、意地悪している訳じゃなくて、上の人に判断を仰がねばならないだけで、僕も出来るだけ売れるようにそう言いますから!」と言い残して去って行かれました。一人残ったブースでマジか〜〜、と落ち込む私に、両隣のスペースの方が興味半分親切半分で話しかけて下さって救われました。
その後は両隣の方と問題の箇所を検証して、色々知恵を授かりました。
「食らうとすればここのカットですね」
「いやこっちかも」
「ここかぁ……、これ、やばいですか?」
「(両隣)う〜〜〜〜ん……基準、ここ一年で変わってますからねぇ…」
「白か黒に消して売るんですよ。今の内に修正ペンか修正テープ買って置くと安心ですよ」
「そ、そうですね。外に画材屋来てますもんね!」
「修正テープがいいですよ。黒はギャグになっちゃうから。それに修正テープはあとから削りが…(以下略)」
結果的にStaff氏が、「上から問題なし、との許可を貰いました。頑張って売って下さい!」と言ってくれたので、事なきを得ましたが、いや〜〜一時はどうなる事かと。
黄札は解除になると引き上げられちゃうので手許に有りませんが、いやあ、今となれば記念に欲しかったかも……。
他にも今回は、皆さんに配ろうと持って行ったジュース二箱の片方が賞味期限を過ぎていて、一箱丸まる廃棄(中身を流しに捨てて箱をゴミ回収箱に捨てる)したりと、ミス続きでバタバタ。どうなる事かとドキドキしていたものの、両隣のサークルの方々の親切にも救われ、何とか無事に終えました。
終わって見れば懐かしい方が何人もいらして下さったり、音信不通だった編集氏がご挨拶に来てくれたり、妙に色々差し入れを頂いてしまったりと、恵まれた時間でした。
チラシを受け取って妙に驚いた方もいらっしゃいました。どうしたのか尋ねたら、家のHPの古くからの読者さんで、私もHNを存じ上げている方でした。初めて会って色々お話できたし、「出てる事知らなかった〜〜!!」と総ざらい買って頂いちゃったし、有り難い事です。
「Re:life」にも、色々感想を頂きました。
お身内が警察官の方もいらして、「そうそう、現場こんな感じ。雰囲気がリアルで思い出した、って言ってましたよ」と私には最高の賛辞も頂けて満足。
祭り後の打ち上げも楽しく、非常〜〜〜〜〜〜〜に充実した一日でした。
改めまして、コミケに来て下さった皆様方に、心より御礼申し上げます。有難う御座いました。
さてさて。
2007年も今日で終わりです。
私にとってはずーっとバタバタしていた割に、終わって見ると目標の半分もこなせなかった一年でした。HPやブログも滞りがちだし。
でも、仕事は来年もまだ何とか続きますし、新しく小説も書き始めましたし、よろしければ今後もお付き合いくださいませ。
本年中は色々とお世話になりました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。
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