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【静岡】

秋の夜、男が熱い 磐田で見付天神裸祭

2009年9月27日

提灯を手に鈴を鳴らしながら激しく練る腰みの姿の男衆=26日、磐田市で

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 天下の奇祭として知られる見付天神裸祭の御大祭が26日夜から27日未明にかけ、磐田市見付の矢奈比売神社(通称・見付天神)や旧東海道筋の見付本通り一帯で勇壮に繰り広げられた。

 祭りは鎌倉時代から続くとされ、国の重要無形民俗文化財に指定されている。午後9時すぎ、上半身裸でさらしのはらまき、ふんどし、腰みの、わらじ姿の男衆約2000人が4つの梯団(ていだん)を作り、見付本通りに次々と繰り出した。山車(だし)と呼ばれる万灯を先頭に「オイショ、オイショ」と気勢を上げて練り歩き、シャン、シャンと打ち振られる鈴の音に乗って激しくもみ合った。

 午後11時ごろから、見付天神の拝殿に梯団が続々と集結。住民の歓喜を表現したという「鬼踊り」の乱舞を奉納し、熱気は最高潮に達した。沿道や境内には大勢の見物人が詰め掛け、伝統の祭りを満喫していた。

 

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