イベントレポート

【TGS2009】“欧米レビューで大暴れ” 噂の『アンチャーテッド』を体験

2009.09.27

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　ソニー・コンピュータエンタテインメント（SCE）より2009年10月15日（木）発売予定となっている、PS3用アクションアドベンチャーゲーム『アンチャーテッド黄金刀と消えた船団』。SCEブースに設置された試遊コーナーでは、発売前から何かと話題の本作をいち早く体験することができた。

　と、その前に、まだ日本では発売されてもいない本作の、一体どのあたりが「話題」なのか？
　実は本作、先行して発売されている欧州や北米では、雑誌やニュースサイトなども含めたほぼすべてのレビューで満点に近い高得点を叩き出しているという怪物ソフト。中には20点満点のレビューで「21点」をつけたメディアもあり、「そんなに面白いのか!?」と、発売前から大いに注目を集めていたのだった。

　そんな『アンチャーテッド黄金刀と消えた船団』がプレイアブル出展されているとなれば、これを見逃す手はない。ほんの10分ほどの体験版ではあったが、会場で実際に触ってみることができたので、遊んでみた感想などをお届けしてみたい。


今度はヒマラヤを舞台に、財宝ハンターのネイトがまたしても大冒険を繰り広げる		今回のバージョンでは、市街地での戦いを体験することができた

　さて、いきなり結論から言ってしまうと、たしかにこれは絶賛されるのもうなずけるな、という感じ。ジャンル自体はよくあるTPS（サード・パーソン・シューティング）に、『プリンス・オブ・ペルシャ』や『トゥームレイダー』のような、ジャンプアクションや謎解き・探索要素を加えた感じなのだが、とにかく遊べる要素がてんこ盛りで、「全部入り」という言葉がぴったり当てはまる。

　ついさっきまで敵のトラックと激しいカーチェイスを繰り広げていたと思ったら、次のシーンでは物陰に隠れて背後から敵を瞬殺、かと思えば今度は激しい銃撃戦で敵を蹴散らし、それが終われば今度は屋根づたいに目もくらむような高所を渡り歩いていく……。ほんの数分の間に、これほどめまぐるしくゲーム性が変わるゲームなど、本作をおいてほかにあっただろうか？

　さらにスゴいのが、それらの要素がすべて途切れることなく「ひとつなぎ」になっているという点だ。要するに、余計な読み込みやイベントなどでゲームがぶった切られず、背後で車が大爆発しようが、敵兵士がなにか会話していようが、おかまいなしでゲームは続行。空気を読まないイベントで「フッと現実に引き戻される」ことがないから、進むほどに自分がネイト（主人公）になりきっていくような錯覚さえおぼえる。

　加えて、目を見張るような美しいグラフィックや、前作でも評価が高かった「映画的演出」（映画のようなムービーがずっと続く、という意味ではない）にもますます磨きがかかっており、まさしく「映画の主人公になりきって遊ぶ」ことが可能なのだ。

　うーん、すっかりベタ褒めになってしまったが、ホントにスゴいと思ってしまったんだからしょうがない。ジャンルがジャンルなだけに、日本人には少々とっつきにくい一面もあるかと思うが、それを補って余りあるほどの魅力と面白さを持った作品なので、PS3ユーザーは忘れずにチェックしてみてほしい。
　ちなみに本作、Xbox 360とのマルチではなく、正真正銘の「Only on PS3」。Xbox 360ユーザーのみなさん、宗旨替えするなら今のうちですよ！フヒヒ。

(C) Sony Computer Entertainment America Inc.All RightsReserved.
Created and Developed by Naughty Dog, Inc.

◆『アンチャーテッド黄金刀と消えた船団』
ハード：プレイステーション3
メーカー：ソニー・コンピュータエンタテインメント
ジャンル：アクションアドベンチャー
発売日：2009年10月15日（木）予定
価格：5,980円（税込）
プレイ人数：1人
CERO：審査予定

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