2009年9月27日 13時58分更新
岡山県警察本部が万引きで補導・検挙した少年を対象に行ったアンケート調査で、少年たちの万引きの動機の多くは「金を使うのが惜しかったから」ということがわかりました。
アンケート調査は未成年の万引きが急激に増えていることを受けて岡山県警察本部が夏休み期間中に補導・検挙した少年103人を対象に初めて行いました。
それによりますと万引きの動機については「金を使うのが惜しかった」が40人で最も多く、次いで「金を持っていなかった」が28人などとなっています。
また、何人で万引きをおこなったかという質問に対しては、「1人で」が58人で最も多く、次いで「同級生や友人といっしょに」が45人でした。
少年たちが盗んだ商品では菓子やジュースなどの食品が中心だったということです。
警察によりますとことし8月末までに万引きで補導されるなどした少年は610人で、前の年の同じ時期に比べて155人、率にして34パーセント増えています。
警察では「少年たちは“金が惜しい”という安易な動機から万引きに手を染めている現状が浮かび上がってきた。店側にも不審な客には声をかけることをよびかけるなど万引きができない環境をつくっていきたい」と話しています