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「特別料金」が効果 救命救急軽症受診 大幅に減る

2009年09月27日

 鳥取大学医学部付属病院(米子市西町、豊島良太病院長)は、夜間や休日に受診する軽症患者に特別料金の負担を求めている救命救急センターについて、料金の徴収を始めた今年8月の軽症患者数が昨年同月に比べて半減したと発表した。

 時間外診療特別料金を負担するのは、診療時間外や休日に治療を受けて入院を必要としなかった患者。診療費とは別に5250円を求められる。

 今年4月以降の軽症患者数を昨年同月と比較すると、4月が181人(26・1%)減の512人、5月が126人(15・2%)減の701人、6月が233人(33・8%)減の457人、7月が304人(36・5%)減の529人。本年度は減少傾向にあるが、8月は375人(50・9%)減の362人と、減少幅が大きかった。

 同病院は「8月は重症患者数が増え、広域から受け入れるなど本来の役割を果たせている。軽症の方にはできるだけかかりつけ医を受診してほしい」としている。

 同センターは、重篤な患者を受け入れる救急医療機関。しかし、2008年度の受け入れ総数1万1511人のうち85・7%の9859人が軽症患者と、軽症患者の対応に追われるのが実態で、重篤な患者の治療への支障が懸念されていた。



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