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鳩山由紀夫首相(62)が25日夜(日本時間26日午前)、米東部ピッツバーグで行われた米大リーグのパイレーツ対ドジャース戦で始球式に臨んだ。投球は捕手の手前でバウンドさせる出来だったが、訪米前に首相官邸で指導した元パイレーツの桑田真澄氏(41=スポーツ報知評論家)は「ワンバウンドは決め球。きれいなオーバースローでした」と合格点。外交デビューに手応えを得た鳩山首相は球場を後にし、26日深夜に政府専用機で帰国した。
パイレーツの本拠地、PNCパーク。昨年まで在籍した桑田氏と同じ背番号18番に「HATOYAMA」と記されたユニホームを身にまとった鳩山首相はゆっくりとマウンドへ。場内アナウンスで「日本の新首相、ユキオ・ハトヤマ!」と紹介されると、右手を挙げ、歓声に応えた。
始球式前は「正直に真っすぐでいきたい」と意気込んでいた。幸夫人(66)が見守る中、大きく振りかぶり、左足を高々と上げた力強いフォームで投げ込んだ。山なりの白球は、わずかに一塁側にそれ、ホームベースを越えた付近でワンバウンド。捕手役だったスーツ姿の男性が後逸。スタンフォード大留学中はアメフトを楽しみ、クオーターバックとして強肩を見せていただけに、やや不満な“メジャーデビュー”となった。
それでも、金融サミット(G20)開催に伴う交通規制の影響もあり、まばらな観客席からは、首相の“好投”に温かい拍手と歓声が起きた。首相は、「届きませんでしたね」と苦笑いし、マウンドを後にした。
日本の首相によるメジャー公式戦での始球式は、2004年9月のニューヨークでのヤンキース対レッドソックス戦でマウンドに立った小泉純一郎元首相(67)以来5年ぶり。
21日に首相官邸で桑田氏を招待。“臨時コーチ”相手に肩慣らしするほど、始球式への並々ならぬ意欲を示していた。
首相は始球式に先立ち、球場内でこの日の対戦相手のドジャースの黒田博樹投手とも対面し、「気分いいね」「フォークは投げられないよ」とリラックス。同じく「HATOYAMA 18」とプレゼントされたドジャースのユニホームを手にし、黒田投手から「入団会見みたいですね」と声をかけられると、「入団します」と涼しげに答え、周囲の笑いを誘った。球団関係者からボールへのサインを頼まれ「友愛」と書き込んでいた。
多くの懸案事項は抱えながらも初の外遊を終えた。始球式前に当地で記者会見し「慣れない中での外交デビューでしたが、私なりに仕事ができた」と総括。オバマ米大統領と「ユキオ―バラク」と気さくに呼び合うようになったとし「信頼関係をかなり構築できた」と成果を強調。26日深夜に政府専用機で帰国した。
27日は両国国技館で大相撲秋場所千秋楽を観戦、優勝力士に内閣総理大臣杯を手渡す予定だ。
(2009年9月27日06時02分 スポーツ報知)
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