英国で無職男が苦節18年、金属探知器でお宝発見
◆ 約1350点の考古品…1億4300万円以上の価値!? ◆
英国中部スタッフォードシャーの農地で、金属探知機を使って18年間も“宝探し”をしていた無職の男性(55)が金や銀などでできた7世紀ごろのものとみられる装飾品など約1350点の考古品を発見した。英メディアが26日までに伝えた。
報道によると発見された品々は、5〜6世紀ごろにヨーロッパ大陸から現在の英国に移動し、その後イングランド地方を支配したアングロサクソン人によって作られたもので、英BBC放送は「量、質ともに空前」の発見と伝えた。
BBCによると見つかった考古品のうち少なくとも650点は金でできており、重さは計約5キロに達する。剣の柄頭や、さやのほか防具の一部など、ほとんどは武器に関するものだが細かい装飾が施され、宝石が埋め込まれたものもある。女性用の装飾品は含まれていないという。男性が7月上旬に発見した。
専門家の一人は「100万ポンド(約1億4300万円)以上の価値」があると話しており、今後、評価額に基づいて発見者と発見場所の土地の所有者にそれぞれ金が支払われるという。
[ 2009年9月27日付 ]
PR