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「別人と立証できていない」と著者らに400万円支払い命令 南京事件
このニュースのトピックス:大学教育
南京事件の研究書で、事件の被害者とは別人と指摘された中国人の夏淑琴さん(78)が、著者の東中野修道・亜細亜大学教授(60)と出版元の展転社(東京都)に計1500万円の損害賠償などを求めた訴訟の判決が2日、東京地裁であった。三代川三千代裁判長は、東中野教授と展転社に計400万円の支払いを命じた。
この研究書は「『南京虐殺』の徹底検証」。東中野教授は同書の中で、南京事件の生き残りとして被害を主張している夏さんを「別人」と主張。夏さんは「偽者扱いされて名誉を傷つけられた」と訴えていた。
三代川裁判長は、東中野教授が同書執筆に当たって英語の資料を検討した際、単語を誤訳していたと指摘。「夏さんが別人だとは立証されていない」と判断した。
東中野教授は「非常に心外。控訴する」とのコメントを出した。
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