岡山放送局

2009年9月26日 19時15分更新

オールドノリタケ展


明治から昭和初期にかけて輸出された「オールドノリタケ」と呼ばれる陶磁器を紹介する展示会が、和気町で開かれています。

「オールドノリタケ」は、名古屋市にある洋食器のメーカーが、明治から昭和初期にかけて主にアメリカに向けて輸出した陶磁器類の総称で、華やかな色使いや絵柄は今も多くの人を惹きつけています。

会場には、オールドノリタケの愛好家でアメリカ・ロサンゼルス在住の日本人の女性が集めたティーカップや皿、それに花瓶などおよそ100点が展示されています。

このうち大正時代に作られた「キャンディーボックス」は、直径28センチの皿の中央にふたのついた器を組み合わせたもので、ふたのつまみ部分には黒のドレスを身にまとった女性の人形があしらわれています。

また、淡いクリーム色の「花瓶」は明治時代後期に作られたもので、粘土を小さな粒状にして表面を立体的に盛り上げるオールドノリタケ特有のデザインが一部に施されています。

この展示会は27日まで、和気町のギャラリー「栂」で開かれています。