岡山放送局

2009年9月26日 19時15分更新

給食に異物 83件も


学校の給食に虫や髪の毛などの異物が混入しているケースがことしの1学期の間で83件にのぼっていたことが岡山県の調査でわかり、県では市町村の教育委員会に異物混入を防ぐよう指導しています。

岡山県教育庁のまとめによりますと、ことし4月から7月までの1学期の間に県内の小学校や中学校、それに特別支援学校の給食に異物が確認されたのは、あわせて83件にのぼっているということです。

内訳でみますと、岡山市が21件、倉敷市で16件、津山市では12件などとなっていて、混入が報告されたのは県内27の市町村のうち12の市や町にのぼります。

このうちおよそ半分は毛髪や、野菜に付いていた虫で、なかには金属片が混入していたケースも9件報告されています。

県では食材を調理する過程での点検不足や調理器具の金属疲労などが主な原因とみていて、市町村の教育委員会に対して異物混入の事故を防ぐよう、通知を出して指導しています。