採用スケジュール

採用スケジュール

2010年度テレビ朝日の採用スケジュールは以下のような流れになっております。

TV朝日 2010年スケジュール

セミナー情報

9月
日時 イベント項目
9月27日(土)

映像産業振興機構(VIPO)主催 【メディア映像業界就職セミナー】
開催日:2008年9月27日(土)
場所:文京学院大学本郷キャンパス仁愛ホール

10月
日時 イベント項目
10月15日(水)

アクセスコーポレーション主催/朝日新聞広告局後援 【仕事力LIVE2010】
開催日:2008年10月15日(水)
場所:アクセス青山フォーラム(新青山ビル西舘15F)

11月
日時 イベント項目
11月3日(月)

テレビ朝日・朝日新聞主催 合同会社説明会
開催日:2008年11月3日(月)
場所:浜離宮朝日小ホール

11月7日(水)

大学生協主催 合同会社説明会
開催日:2008年11月7日(水)
場所:東京ドームシティプリズムホール

11月15日(土)

エン・ジャパン主催 【『プロの仕事研究』カンファレンス】
開催日:2008年11月15日(土)
場所:大阪

11月19日(水)

京阪神大学生協主催 合同会社説明会
開催日:2008年11月19日(水)
場所:大阪

11月20日(木)

朝日新聞社主催 【朝日マスコミ就職セミナー】
開催日:2008年11月20日(木)
場所:浜離宮朝日ホール

11月23日(日)

エン・ジャパン主催 【『プロの仕事研究』カンファレンス】
開催日:2008年11月23日(日)
場所:東京

11月29日(木)

みんなの就職主催 【マスコミ業界フォーラム】
開催日:2008年11月29日(木)
場所:ラフォーレミュージアム原宿

12月
日時 イベント項目
12月13日(土)

大学生協主催 合同会社説明会<理工系対象>
開催日:2008年12月13日(土)
場所:東京ドームシティプリズムホール

job meeting

「朝日」合同会社説明会

テレビ朝日・朝日新聞合同企画 合同会社説明会

11月3日(月)、初めての試みとなる「テレビ朝日」と「朝日新聞」の合同会社説明会が開催されました。ともに報道機関としてニュースを伝える大きな役割を負っている会社ですが、一方でその歴史や規模、事業の進め方など違うところもたくさんあります。当日は現場で働く両社社員が登場し、「新聞」と「テレビ」の仕事それぞれの「魅力」と「違い」を伝えるイベントとなりました。

プログラム1:ベッドライントーク 朝日新聞編集委員:加藤千洋×テレビ朝日アナウンサー:武内絵美

報道ステーションコメンテーターとしての4年半の経験を通して考える「テレビ」と「新聞」それぞれの「強み」と「違い」、また「相互補完メディア」としての今後について、朝日新聞編集委員の加藤千洋さんにテレビ朝日の武内アナウンサーが話を聞きました。

新聞記事を書くときにはできるだけ言葉を慎重に選んで、より良い原稿に練り上げ、論理的に矛盾の無い原稿を書きます。しかしテレビの場合は秒単位の短い時間で伝えなければなりません。また生放送なので一旦口から出た言葉は取り消せないことに初めは戸惑いました。思い切って最初に結論を言ってと言われましたが、自分なりに言葉を大事にしたいと思ってやっていました。

テレビという映像メディアの特性として、速報性、同時性というのがありますが、予想以上に映像を重視していました。刺激的な映像は新聞には無い強みだと思います。一方で、本当は伝えるべき重大ニュース、特に経済ニュースなどは映像がないということで選択のふるいからこぼれていくのはもったいないと思いました。逆に新聞は、事件・現象の背後に何があったのか、また世間で知られていない権力や企業が意図的に隠している事実を、コツコツと手間暇をかけて、地道な取材で探り当て、裏を取って、記事にします。新聞に載ることで初めて世間に知らせることになるので、別の意味の速報性、第一報性と言えると思います。新聞の使命としてその役割は大きく、そこがテレビ報道には真似出来ない、新聞報道の優位性の最たるモノだと思います。

これからはある程度成熟した両メディアが新しいメディア空間を切り開いていくという方向性の中で仕事をしていって欲しいと思います。新聞やテレビそれぞれの世界にこもっていてはいけない。ウィン-ウィンの関係で、テレビも新聞も得をするという未開の分野があるはずで、君たちはそこに最初に参加するチャンスを握っている世代だと思います。

プログラム2:報道の仕事とは

現場の「エース」として日々報道の仕事に携わっている、テレビ朝日、朝日新聞それぞれの報道部門の社員による講演を行いました。

テレビ朝日ニュース情報センター報道ステーション 内藤正彦

今までの記者活動のなかで感じる二つのキーポイントの一つはニュースの選択です。ニュース番組もいろいろなネタを取り上げて視聴率を取りに行っています。視聴率は目的になってはいけませんが、それだけの人が見ているということは、影響力、緊張感につながります。強い映像は視聴率につながりますが、大事なニュースをどう見せるか、映像のないニュースをどう見せるかが、報道ステーションにとって一番重要な課題になっています。

二つ目のポイントは言葉です。新聞とテレビは言葉が違います。特派員時代、海外のメディアを見て大ショックを受けました。日本は原稿を見てしゃべっています。きれいな文章を読んで伝わるわけがありません。目で見て分かる言葉と音にして聞いてわかる言葉は明らかに違うのです。テレビ報道が遅れているのはここで、書いた文章をもう一度翻訳することが必要なのです。コンパクトにならないし、情報量も減りますが、どこを削ってどこを残すかが記者としての力量の見せ所で、これから取り組んで行かなければならないことだと思っています。

朝日新聞編集局政治グループデスク 栗原健太郎

北京駐在時代、西安で日本人留学生による歓迎会の出し物をきっかけに暴動が起きました。取材に入ったときには既に暴動は収束していて何が起きたか分かりませんでしたが、そこにいた人を探し出し、話をつきあわせて何があったかを突き詰め、報道しました。おそらく取材をしなければ埋もれたままになっていたと思います。新聞の役割の一つにこういうことがあると思います。

また福田首相の辞任に際しての紙面は、記者会見が終わって30分くらいで作り上げました。そんなバタバタな状況に対応できるのは、朝日新聞に歴戦の兵が集まっているからだと思います。ただし本当に重要なのは、その裏で何が行われ、何が話し合われていたのかということ。政治を方向づける総理大臣や閣僚をとにかく追いかけ、結果的にどう決断するのか、日々の取材を総合的に記事にするのが我々の仕事だと思っています。真実に迫る記事を書くために、サシの取材で心を開いてもらう、自分を信じさせて本音を聞き出す、というのが難しくもあり、おもしろいところだと思います。

プログラム3:ビジネスセクション担当者対談

イメージしにくい「新聞」と「テレビ」のビジネス部門の仕事について、両社のビジネスセクション担当者6名によるパネルディスカッションを行いました。

一番の成功体験

渕: 昨年のAFCチャンピオンズリーグ決勝に浦和レッズが進出し、急遽放送することが決まりました。レッズファンとしてとても嬉しかったので携帯用優勝記念待ち受けを準備し、優勝した瞬間に「優勝記念待ち受け配信中」のテロップを流したところ、携帯サイトの新規会員を6000人獲得!サッカーと野球の北京五輪最終予選でも記念待ち受けを配信し、トータルで有料会員が倍になりました。

失敗した仕事

土井:広告局での失敗の一つは「抜かれ」。広告局の仕事は、クライアント企業の情報をいち早くキャッチして、効果的なプランを提案することですが、他の新聞社に取られてしまうことがあります。先月、自分のクライアントの広告が読売新聞に出てしまったのですが、当日の朝、紙面を見るまで知らなかったということがありました。

仕事の醍醐味

岡本:営業の仕事は、広告のスペースを売る仕事が大半ですが、それに加えてスポンサーのニーズと現場の調整をして番組を作り上げるという仕事があります。その過程で、私にしかコーディネートできないものができることがあります。この人だからやってやろうという人がいてプラスアルファを生み出し、自分にしかできない組み合わせや成果物ができたとき、それが世に送り出されて、スポンサーが満足してくれて、良いモノができたなあと思えたときに醍醐味を感じます。

石山:イベントの醍醐味の一つ目は、自分が好きな美術品や好きなアーティストの一番近くにいられること。また、イベントは一過性のもので、そのためだけに作られるチームがあり、新しい出会いがあります。深い付き合いができて人脈が広がる、自分にとっても大きな武器になる、これが二つ目の魅力です。三つ目は現場があること、お客さんの反応がビビットに感じられること。お客さんの反応に接触できるのは何物にも代え難い醍醐味。またイベントの記事を新聞に載せると、お客さんが良く来てくれます。これはメディアならではの強みです。

クロスメディアの展望

奥山:イベントでは朝日新聞とは良く組んでいます。特に大人向けのものをやるときは新聞での告知の効果は大きいです。また地上波では、例えばMステと報ステとを同時に放送できませんが、イベントは武道館と幕張メッセで同時開催することもできます。つまり枠にとらわれず、同じ時間帯、同じ期間で同時多発的に展開できます。インターネットとも連携をとって、もっともっと発展していくのではないかと思います。

三橋:クロスメディアは、新しいことをやりましょう、既存のものを見直しましょうといったときに、必須になってきています。新聞社のデジタル部門はまだまだ収入の割合も小さいですが、何か新しいことができないかと考えていて、少しずつ成功体験が出てくることで次にもつながっていっています。新聞で届けきれないところを補って形になると良いと思っています。

一緒に働きたい人

岡本:絶対条件は前向きな人。それから知識を活用できる知恵を持つ人。そして負けず嫌いで、負けたら取り返すという気持ちを持っている人。なおかつ人の話をちゃんと聞いて、自分の悪いところを認められる潔さとそれを受け入れられる素直さがある人。そして何よりも会社が好きな人。テレビが好きな人。好きだからこそ、会社がダメなときも仕事を頑張れるし、つらいことがあっても耐えられると思います。

今経験しておくと良いこと

土井:就職活動だからという意識は持たないで、好奇心とか人脈とかいろいろなことに視野を広げて欲しいと思います。いろいろな引き出しを持っている人は魅力的だし、自分に知識が無くても、ブレーンになるような知り合いがいたり、違う業界に情報源をもっているのは武器であるし宝だと思います。遊びでもバイトでも一生懸命やって、何でも自由に出来る貴重な時間にいろいろな世界を見ると良いと思います。

プログラム4:質疑応答

Q.テレビと新聞で、取材の仕方についてどのような違いがありますか。また何を意識していますか

栗原:取材の仕方では違うことはないと思います。ただ、深掘りの部分を新聞は取材しなければなりません。その人のコメントだけでなく、本当に何を考えてどう動いていたのかをいかに引き出すか。相手に信頼してもらい、本音を聞き出すことが大切だと思います。
内藤:描写して表現するところが映像メディアが苦心するところです。記者というよりディレクターの力量ですが、いろんな切り口、見せ方を考えることが番組では大事になってきます。

Q.過去のことも最先端のことも知らなければならないと思いますが、忙しい中どうやって情報を集めていますか

奥山:イベントは現場で仕事を連続してやりながら適宜情報交換をしネットワークを広げていくと、自然にいろいろな話がどんどん入ってくるようになります。いい仕事をやれば次の仕事につながっていきます。何かで勉強することも大切ですが、人脈も大切だと思います。

説明会終了後は、登場した社員への個別質問タイムが設けられ、学生の皆さんが周りを取り囲んで熱心に話を聞いていました。ご来場いただいた皆さん、ありがとうございました。

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