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石川智晶さんの3カ月連続リリース第3弾は9月30日発売の3rdアルバム『誰も教えてくれなかったこと』。石川さんの魅力とアイルランドの空気感が詰まった1枚

2009/9/25 16:42

 7月に7thシングル「First Pain」、8月にはDVD『OWN WRITE』をリリースしてきた石川智晶さんが3カ月連続リリースの締めくくりとしてサードアルバム『誰も教えてくれなかったこと』を9月30日に発売する。

 本作ではアイルランドでレコーディング、ロンドンのアビーロードスタジオでマスタリングを行った。「クラウディ」や「shylpeed~シルフィード~」などの新曲では、石川さんのさわやかな歌声と民俗楽器を取り入れたケルトのテイストが漂うアレンジからアイルランドの風が感じられる。発売中のDVD『OWN WRITE』もアイルランドでの撮影されているため、併せて楽しんでほしい。

 新曲以外は5thシングル『1/2(はんぶん)』(『逮捕しちゃうぞ フルスロットル』ED曲)、6thシングル「Prototype」(『機動戦士ガンダム00』2ndシーズンED曲)、7thシングル「First Pain」(『エレメントハンター』OP曲)に、『戦国BASARA』挿入歌「落涙」、『機動戦士ガンダム00』のハレルヤ・ハプティズムのキャラクターソング「太陽」のセルフカバーを収録した豪華なアルバム。

 もちろん収録の全曲は石川さん自身による作詞・作曲で美しいボーカルとコーラスワークも全開。アーティスト・石川智晶の魅力を存分に堪能しよう!


●アイルランドレコーディングが曲のコンセプトに大きな影響を与えた

――アルバムを作るにあたってコンセプトはどのように決まったんですか?

石川さん:2年間で様々なアニメの曲を歌いましたが、それだけがクローズアップされるアルバムにはしたくないと思いました。その後、海外レコーディングの話が出て、これまでの曲を振り返ると例えば「落涙」なら本来は和笛を選択するところでティンホイッスルを使ったり、2年前に歌った「1/2(はんぶん)」でもティンホイッスルを使っていたり、アイリッシュなテイストが結構あって。私もアイリッシュが好きだったのでアイルランドに行こうと。その時点でアイリッシュっぽい曲を作り始めたり、コンセプトの8割くらいは決まりました。


●マスタリングはビートルズがレコーディングしたスタジオ


――アルバムは制作の流れを簡単にご説明ください。

石川さん:新曲はまず日本で仮歌や仮メロなどのベースを作って、アイルランドで現地のミュージシャンのテイストに併せていく感じです。実際に弾いてもらうと私のイメージと違うものが次々出てきて、うれしいサプライズでした。フィドルやハンドドラム、ボウランなどアイルランド色あふれる楽器もいろいろ使われていて、私もケルト風のサウンドに刺激を受けながら、気持ち良くレコーディングできました。そしてマスタリングはビートルズでおなじみのロンドンのアビーロードでまさに夢のよう。ここで現地の方の手が入り、ヨーロッパテイストも注入されて、本当に豪華なアルバムになったと思います。


●『機動戦士ガンダム00』関連の楽曲を4曲収録

――澄んだ歌声でどの曲も心に届きやすい上に、微妙な感情表現もある緻密なボーカルワークのすごさに今回も感心しました。更に全体的に凝ったアレンジや何重にも重なるコーラスなどこだわりはもはや職人芸だなと。

石川さん:ありがとうございます。オケやアレンジも長い付き合いになる方々なので安心してお任せしても予想以上のものが上がってくるので、皆さんがすごいんです。きっと。コーラスは時間がかかりましたね。「クラウディ」や「49scale」なんてほぼ1日がかりで歌ってました。


――ED曲となった「Prototype」をはじめ、カップリング曲の「squall」、候補曲だった「クラウディ」に、アレルヤのキャラクターソングの「太陽」をセルフカバーするなど『機動戦士ガンダム00』関連の楽曲が多いですね。

石川さん:『機動戦士ガンダム00』は自分にとって大きなタイトルであり、チームで一丸となって作ったので「Prototype」の存在感は大きくなりますね。避けて通れないというか。決定するまでの緊張した感じをアルバムに赤裸々にのせてもいいのかなって(笑)。

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今日のラジオ2009/9/26