覚せい剤取締法違反(所持、使用)の罪で起訴され、都内の病院に入院中の女優・酒井法子被告(38)が退院後に住むとみられる東京・世田谷区内のマンションから25日、サーフボード計28本など夫・高相祐一被告(41)の持ち物が大量に運び出された。酒井被告は取り調べの中で「夫と息子3人で静かに暮らしたい」と話していたが、離婚を見据えて荷物を“一掃”した可能性が出てきた。
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酒井被告の新生活から夫の影が排除された。マンションから搬出されたのは28本のサーフボードをはじめ、スケートボード約30本、スノーボード、キックボード、「ナニワ金融道」や「サラリーマン金太郎」などの漫画、オランダ、インドなどの旅行ガイド本などなど。立ち会った酒井被告の関係者が高相被告のものと認めた荷物は、すべて遊び関連の品々。
次から次へと運び出されるサーフボードの数に報道陣も「まだあるの?サーフショップみたい」と数えるのが疲れるほどだった。
逃走中に離婚も考えたと伝えられる酒井被告だが、一転、取り調べでは「夫と息子(10)と3人で静かに暮らしたい」と供述。揺れ動く心境を明かしていた。
同じ覚せい剤取締法違反で逮捕された高相被告とは、保釈・裁判期間中は会うことを禁止されているが、裁判が終われば一緒に住むことも可能。だが、夫の荷物は追い出されるように新居から運び出された。その量は、実に2トントラック2台分。
同マンションは酒井被告が結婚前に1億円(推定)で購入し、結婚後も親子3人で住んでいた。夫の痕跡の消えた家で長男、身元引受人である継母(62)と10月26日の初公判を迎え、裁判後はそのまま離婚する可能性もある。
酒井被告をサポートする建設会社会長(71)は25日、「夫婦のことは分からないよ」と離婚については否定も肯定もせず。また退院時に担当医と会見する可能性について聞かれると「やったらいいんじゃないの」と否定はしなかった。
今週にも退院とみられた酒井被告はこの日も姿を見せず。病院には担当の榊枝真一弁護士が面会に訪れたが、報道陣の質問には答えなかった。