東レパン・パシフィック・オープンの公開ドローミーティングに参加した杉山愛（左）と森田あゆみは完成したばかりのトーナメント表の自分の名前をチェック＝東京・江東区の有明コロシアム
「東レ・パンパシフィック・オープン」（２７日開幕、有明テニスの森公園）
現役最後の大会を迎える杉山愛（３４）＝フリー＝が、２回の引退セレモニーで華々しく送り出される。都内で会見が行われた２５日、関係者が初日（２７日）第１試合後と、最終日（１０月３日）シングルス表彰式後のセレモニー開催を明かした。
杉山は「みなさんの前で自分らしいテニスをしたい」と笑顔で訴えた。国内のファンの前で迎えるラストマッチ。異例の２回のセレモニーは「なるべく早く、ファンにお礼とあいさつをしたい」（主催者）という杉山側の意向で、海外選手も参加して初日に華々しく行われる。
初戦は、第１３シードのナディア・ペトロワ（２７）＝ロシア＝との対戦が決定。ともに勝ち進めば、ベスト１６でクルム伊達公子との対決も実現する。杉山は「コンディションはいいし、失う物は何もない。思い切りチャレンジしたい」と意欲的だった。
(２００９年９月２５日)