リナレス、ＫＯ宣言再来日…デラホーヤ指令にＹＥＳ

再来日したリナレスはデラホーヤの期待に応えるべくＫＯ宣言

　プロボクシングＷＢＡ世界スーパーフェザー級王者ホルヘ・リナレス（２４）＝帝拳、ベネズエラ＝が２５日、Ｖ２防衛戦（１０月１０日、東京・代々木第二体育館＝報知新聞社後援ダブル世界戦）へ向け再来日。今後の米国内での試合について共同プロモート契約を交わした元６階級制覇王者オスカー・デラホーヤ氏から“ＫＯ指令”が下されたことを明かした。

　答えはもちろんイエス、だ。リナレスは「絶対（ＫＯ）できる。早く試合がしたいよ」と笑顔。それも自信があるからこそ。調整地の米ラスベガスでのスパーリングでは、デラホーヤ氏の目の前で自身より階級が上のウエルター、ミドル級を相手にダウンを奪った。「いいスパーができた。思っていたよりパワーがついたみたいだね」。天才ボクサーは、まるで人ごとのように言い放った。

　同級６位の挑戦者、ファン・カルロス・サルガド（２４）＝メキシコ＝戦での防衛プランは完成しつつある。「１～５ラウンドはスピードとコンビネーションを使って、６ラウンドくらいからＫＯを狙っていくよ」。世界戦オールＫＯ勝ちの王者の言葉だからこそ説得力がある。