公共自転車に乗ろう 10月から都心で実験移動は環境に優しい公共自転車で―。東京都心のオフィス街、大手町、丸の内、有楽町の3エリアに計5カ所の拠点(エコポート)を設け、会社勤めの人々や観光客に活用してもらう「コミュニティーサイクル」の社会実験が10月から始まる。 借りた店に戻って返すレンタサイクルとは違い、移動先のエコポートで返却可能。電車やバスなどの公共輸送を補完する低価格の新交通システムとして、欧州の主要都市で普及している。環境省は、全国の都市部や観光地にも普及を促したい考えだ。 初回登録料千円で住所、氏名、クレジットカード番号などを事前登録。ポートにある自転車はICカードのFeliCa(フェリカ)をかざして解錠する。ポートは高級ブランド店も並ぶ「丸の内仲通り」に300メートル間隔で設置されていて、どこから借りてどこに返すかは自由。 料金は最初の30分が無料、その後10分ごとに100円で、後日クレジットカードで決済する。ただ24時間を過ぎても返さないと、自転車そのものの代金を請求される。 実験は環境省の委託を受けた旅行会社が担当。問い合わせはJTB首都圏、電話03(6213)0919。 【共同通信】
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