保坂展人のどこどこ日記
政治、経済、文化を幅広く語る。
 



 昨日は、消費者・男女共同参画・少子化・食品安全担当大臣になった福島党首に続いて、辻元国対委員長が国土交通副大臣に就任した。本来は、少数政党から内閣の一員に送り込んだことを喜ばなければならないのだが、社民党の現有勢力の少なさから、大臣政務官については送り出すことは可能だったにもかかわらず、議員を送ることは無理と断念しなければならなかった。いずれにせよ、今後の鳩山内閣のスタートにあたって、連立与党としての重い責任を負うことになったのは間違いない。

 昨日、そして今日と杉並区内で連続街頭宣伝を行った。昨日は、阿佐ヶ谷駅、荻窪駅、西荻窪駅と中央線3カ所で、今日は久我山駅、浜田山駅、永福町駅と井の頭線3カ所でマイクを握った。2日間で1500人がチラシを受け取ってくれたし、次から次へと「残念だったね」「次はがんばれよ」と声をかけてくれる人が多かった。あらためて、投票に行った人の約4割の人が名前を書いてくれたことの重みを受け止めている。

 鳩山内閣がスタートした今こそ、政権交代後の新政権が「自民党時代とはその質を一変させた」という評価を得るような仕事をしなければならない。議員バッジは外れたが、ぜひ在野の政治家としてこの政権をサポートし、提案・意見・資料提供などを行っていきたい―このような形で政治活動を続け、政治的発言を重ねていく、とアピールした2日間だった。

 岡田外務大臣が「密約調査」を大臣命令で発したり、前原国土交通大臣か八ッ場ダム、川辺川ダムなどの中止を宣言、そして全国のダム計画も見直すと表明するなど、すでに新政権は動き出している。福島さん、辻元さん共に難題に直面しながら、これを責任を持って処理し、また「希望の灯」を掲げるような政策を実現できるように手伝っていくつもりだ。

 一昨日も5000人を超える人が『どこどこ日記』を覗きに来てくれた。天下の素浪人になって約20日。現職時代よりも多くの人にその動向と発信内容を注目して頂いていることは、たいへん有り難い。今日は、国会事務所と昨年までの世田谷事務所に保管してあった11年間の「資料請求」の成果物がたっぷり入ったダンボール120箱が、事務所の壁一面に積み上げられた。「公共事業」「死刑制度」「郵政民営化・かんぽの宿」「外務省」など、国会質問で取り上げてきたテーマを有効に利用可能なように整理する作業にこれから数日を費やすことになる。

 閑話休題……。さて、昨日の東京新聞の夕刊に奇妙な記事が出た。「秘書から寄付、借金 衆院議員ら選挙控え工面頼る」という記事である。この記事を読むと、まるで私が秘書に寄付をさせて「選挙控え工面」していたような錯誤を起こしてしまう。すぐに、東京新聞に連絡し、この記事を書いた記者に厳重に抗議した。まず、私自身にインタビューもコメント依頼もまったく求めずに、未熟な政治知識と思い込みで記事を書いていることに強く反省を求めた。

[東京新聞から引用]

秘書から寄付、借金 衆院議員ら 選挙控え工面頼る
2009年9月18日 夕刊

 衆院議員の資金管理団体や関係する政党支部に公設秘書が寄付や貸し付けをするケースがあることが、東京都選挙管理委員会が公表した二〇〇八年分の政治資金収支報告書で分かった。総選挙や都議選を控え、議員や政党が必死にやりくりしていた一端とみられ、厳しい懐具合が浮かび上がった。

 収支報告書によると、社民党の保坂展人さん(今回総選挙で落選。東京8区)が現職だった〇七年と昨年、政策秘書と第一、第二秘書の三人は、保坂さんが副代表を務めている社民党世田谷総支部に計約百七万円を寄付。政策秘書は〇七年、都連にも五十三万円を寄付している。

 秘書に対する政党や政治団体への寄付の強制や勧誘は「国会議員の秘書の給与等に関する法律」で禁じられている。

 政策秘書は「選挙前で党から党員にカンパのお願いがあり、できる範囲で寄付した」と自主性を強調する。

※解散延びて苦しく 岩井奉信・日大教授(政治学)の話
解散・総選挙が取り沙汰されながら、延び延びとなり、昨年はどの政治家も財政的に大変だった。資金提供は矯正でなければ違法ではていが、台所事情が透けて見える。


[引用終了]


 今日の日本の政治風土で「政党支部」という存在は、限りなく国会議員の「第2の財布」と化しているとの指摘が繰り返されている。自民党でも民主党でも「○○党△△支部」と言えば、代表者は国会議員で所在地も議員地元事務所と同じというケースが多い。従って、あまり取材しないで記事を書いた新聞記者が「社民党世田谷総支部」について、私が代表ではなくて「副代表」であることを知りながらも、よくある「政党支部」と思い込んだことに最初の間違いがある。

 世田谷総支部は、伝統ある社会党世田谷総支部として立ち上がって以来、半世紀を超える歴史があり(電話の名義は数年前まで鈴木茂三郎)、世田谷区若林に古いが3階建ての事務所も所有しており、都内唯一となった専従者もいて、月に1回常任幹事会を開催し、年に1回大会を開き、衆議院議員個人とは別の独立した政党地域組織としての実態を持っているのだ。

 私自身も定期的に寄付をしており、秘書もまた同様に選挙が終わった年も、その直前も変わりなく続けてきたというのが事実である。従って、世田谷総支部の会計は議員事務所とはまったく別のものであり、「衆院議員ら選挙控え工面を頼る」という見出しは事実に反している。

 第1に、「衆議院選挙」の時期とは何の関係もない寄付であるし、第2に、「世田谷総支部」に私は寄付することはあっても寄付をもらう関係にはないということだ。秘書の寄付は、世田谷総支部の活動に使われているのであり、私の事務所に戻ってくるという関係にはない。第3に、東京都連合についても、政策秘書や私自身も寄付はするが、寄付をもらうという実態はない。

 既存メディアの中で東京新聞は、良心的な記事も多く、自分の失敗を棚にあげて正当化するような「居丈高なメディアの姿勢」とは一線を画している良質のメディアであると思うだけに、当事者への取材もなく思い込みで記事化をすることに強く失望した。これは、記者だけの問題ではなく、タイトル・リード、識者コメントを紙面化するデスクや整理の人たちの総合作業だろうが、やはりきちんと取材をしてほしかった。記事を見て、心配をした友人から連絡があり、誤解を解くために詳しく報告をした。



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