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深まる日医の苦悩 民主党シフトか否かで路線対立に発展も (1/2ページ)
自民党の有力支持団体である日本医師会(日医、唐沢祥人会長)が、民主党支持にシフトするかどうかで大きく揺れている。鳩山政権の「日医外し」の動きに、発言力低下を危惧しているためだ。自民党支持団体の象徴ともいえる日医が民主党に舵を切ることになれば、来夏の参院選への影響は計り知れない。(河合雅司)
「民主党各議員に対して党幹部から『日医執行部とは会うな』との指示が出ているようだ」。9月上旬、日医幹部は医療関係者との会合で、ため息交じりにつぶやいた。
8月の衆院選では一部地方医師会が民主党支持に回ったが、日医全体では自民党支持を明確にし、民主党の政策批判を展開した。
当然のことながら、民主党は反発。選挙後、唐沢氏は鳩山政権にも政策提言したい意向を示すが、民主党医療関係議員の一人は「自民党ベッタリの日医の意見を、政策に反映させることは政党の信義としてあり得ない」と切り捨てる。
民主党とのパイプが築けないことに日医の動揺は広がっている。来年の診療報酬改定において開業医の立場を反映させるためには鳩山政権との関係改善が急務だからだ。「民主党政権が4年も続けば、日医は完全に発言力を失う」(日医幹部)との懸念も膨らむ。
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