2009年9月1日23時55分
1日の東京株式市場は、アジア市場が総じて反発したことを好感し、日経平均株価、TOPIX(東証株価指数)とも2営業日ぶりに上昇した。これで両指数とも、14日から13営業日続けて上げ下げを交互に繰り返しており、ともに初めての記録となった。
交互に上げ下げが続いたのは、日経平均は前身の指数が52年に発表されて以来、TOPIXは69年の発表以来、ともに12営業日が最長だった。
日経平均の終値は前日より37円53銭(0.36%)高い1万0530円06銭、東証第1部全体の値動きを示すTOPIXは同3.04ポイント(0.31%)高い968.77だった。出来高は16億5千万株。
前日まで4営業日連続で下落した上海市場などアジア市場の堅調さが伝わって、買いが広がった。ただ、「鳩山政権誕生後の主要閣僚や政策の実行力を見極めたい」(大手証券)との思惑から取引に慎重な投資家も多く、出来高、売買代金とも低調だった。