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普天間とインド洋補給、対米交渉「パッケージで」 外相が防衛相と協議
訪米中の岡田克也外相は24日夜、北沢俊美防衛相と電話で協議し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題とインド洋での海上自衛隊の補給活動延長問題をパッケージで米側と協議する意向を伝えた。岡田氏はゲーツ米国防長官が来日する10月中旬をメドに問題解決に着手する考えも示しているという。北沢氏が25日、仲井真弘多沖縄県知事らとの会談で明らかにした。
北沢氏は県知事との会談で、「昨夜、岡田外相から電話があり、今まで米国で協議してきた中身の報告があったが、かなり突っ込んだ話をクリントン米国務長官としているようだ。私も彼も含めて、普天間移設の問題1つに絞らないで補給活動も全部含めてパッケージで問題解決をしていきたいと考えている」などと語った。
さらに岡田氏が就任直後の記者会見で、普天間移設計画の見直しについて年内をメドに判断する考えを示したことについて、北沢氏は「外相は『ゲーツさんがおいでになるのが1つのメドかなあ』というようなことも言っている。沖縄の基地の問題とインド洋の給油問題を全部含めてパッケージで米国と協議をしたいということも言っおり、私もそういう気持ちが非常に強く持っている」と述べた。
アフガニスタン復興問題を重視するオバマ米政権と給油に替わる代替策を協議することで、米側が「再交渉するつもりはない」としている普天間移設問題で譲歩を引き出す狙いがあるとみられるが、アフガン支援では自衛隊活用も含めたさらなる貢献策を求められる可能性もある。
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