鳩山首相実は マンガ・アニメ「大好き」人間だった
9月25日19時25分配信 J-CASTニュース
鳩山首相は「オタクエリート」の表紙になっていた |
■アニメで好きなのはジブリの映画
鳩山首相のインタビューが掲載されているのはマンガやアニメのオタクのための雑誌「オタクエリート」(No,01、2005年12月28日発売号)。その中で、マンガを読むようになったのは母親から「買い与えてもらった」のがきっかけで、小学校時代は「少年クラブ」を弟の鳩山邦夫氏と一緒に読み、連載していた「ロボット三等兵」が兄弟に多大な影響を与えた、と明かしている。中でも、船を沈没から救った恩のある大ダコを食べるシーンが衝撃的で、兄弟共にタコが食べられなくなった、という。
漫画に熱中したのは大学生の頃。「少年マガジン」「少年サンデー」を愛読、「ガロ」も回し読みしていた。また、このインタビューを受けた当時好きだったのは、「週刊少年ジャンプ」に連載されていた「I"S」。息子が読み終わった本の中で見つけ、毎週『I"S』だけ読んでいた。じれったい恋愛マンガに心がドキドキ、男の心理を上手く捉えているマンガだとし、
「女性もこれを読んで男心を勉強するといいかもしれません」
と語っている。
アニメで好きなのはジブリの映画で、監督の宮崎駿さんは哲学者のような人だと評している。自然と人間を実に上手く描いていて、
「環境問題なんかを考える時、あの人なんかはうってつけの人物じゃないかな」
としている。
ちなみに、好きなマンガのベスト5は、「ロボット三等兵」「虹色のトロツキー」「ゴルゴ13」「三国志」「加治隆介の議」。アニメのベスト5は「千と千尋の神隠し」「もののけ姫」「ドラえもん」「鉄腕アトム」「サザエさん」だそうだ。
■「日本人の大切な部分を、マンガやアニメを通じて取り戻してほしい」
鳩山首相は、日本のマンガやアニメ産業の今後についても熱い思いを語っている。
「日本はですね、ハリウッド映画には勝てなくても、アニメでは世界一であることを誇りとして、これを発展させていく」
「日本人は近年、夢や希望を失いかけているように思います。失いかけている日本人の大切な部分を、マンガやアニメを通じて取り戻してほしい」
そしてマンガやアニメは、人間が生きる力を見出せる媒体として機能してほしい、と結んでいる。
北海道静内にある鳩山首相の後援会事務所によれば、社民党、国民新党との連立合意をした2009年9月9日夜、幸夫人と一緒に出掛けて鑑賞した映画は、アニメの「サマーウォーズ」だった。このことでもわかるように、「アニメやマンガは決して嫌いではない」と打ち明ける。特にスポーツものや感動作品が好みのようで、
「首相という激務の中で、これからはアニメやマンガを見るために時間を割くのは難しくなっていくのではないでしょうか」
と話している。
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最終更新:9月25日20時5分