2009年9月25日13時35分
【ピッツバーグ=村松真次】鳩山由紀夫首相は24日夜(日本時間25日午前)、米国・ピッツバーグで同行記者団と懇談し、16年夏季五輪の開催都市を決める10月2日の国際オリンピック委員会(IOC)総会について、「日程の都合がつけば、(開催地の)コペンハーゲンに行くことを真剣に考えたい」と語り、出席する方向で調整に入る考えを示した。
また、亀井静香金融相が打ち出した債務の返済猶予措置(モラトリアム)に対しては「何らかの中小企業対策は必要だ。それがモラトリアムとなるのかどうか、(民主、社民、国民新)3党でよく議論し、金融に関する閣僚委員会でも検討して、結論をできるだけ早く出すように努力することが大事だ」と述べ、慎重な姿勢をにじませた。
10月の臨時国会への対応については「開くとはまだ決めていない。提出法案も決めていない。臨時国会を開く必要があるのか、これから考えていきたい。二つの補選もあるから、それをどうとらえていくかだ」と述べた。10月25日投開票の参院神奈川・静岡両補欠選挙に勝利することを優先して国会日程を検討する考えを示したものだ。