福島県内ニュース

模擬患者ボランティアが医学研修を支援

2009年09月25日 10時01分配信

患者と良好なコミュニケーションがとれる医師を育てようと、福島市の福島医大医療人育成・支援センターは模擬患者の養成に取り組んでいる。

臨床現場でどのように患者と接すればいいかを、医学生や研修医らが実践的に学ぶのを支援する市民ボランティアだ。

11月に養成講習を修了して以降、教育現場などで活躍してもらう。

講習に参加しているのは、県内などの主婦を中心に農家、サラリーマンなど40歳代から60歳代の約20人。

今年3月から月1、2回、「がんの告知」や「頭痛」など教員らが作成したシナリオをもとに、患者になりきって学生らの問診に的確に答えられるよう練習を重ねている。

石川和信医学教育副部門長は「医療の満足度アップにつなげたい。

今後、学生の臨床実習や研修医教育における模擬患者の活用状況をみながら人数を増やしていきたい」と話している。

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