-今の気持ちは?
「えん罪を晴らしたい。会社も、警察も、何もしてくれない」
-吉本興業に対して言いたいことは?
「重役の人に一言でも謝ってほしい。楽屋の便所の横でもエエから『五郎ちゃん、悪かったな』と肩を叩いて、手を握ってもらったらいい」
-それでも提訴に踏み切ったポイントは?
「僕の弁護士さんを通じて、何回も話し合いをしたいと吉本に言ってきたけど、ちゃんとした答えがない。向こうはウソをたくさん言ってる」
-どんなウソを?
「僕は最後まで仕事をキャンセルすることに納得はしてないんです。自分が犯人やと認めるようなもんですから」
-吉本新喜劇に2人の娘がいる。
「僕の娘やと分かった途端に、キャンセルされた仕事もあったみたいですし、悔しくてならない。娘のためにも、えん罪は晴らさなあきません」
-吉本に借金は?
「残金は220万円ほどやと思います」
-今の収入は?
「ゼロです。50年の芸人生活で収集していた本などを段ボール12箱分ほど売ったりしましたが、悲しいかな、お金にはなりませんわな」
-「コメディNo.1」解散については?
「会社に解散させられたんです。坂田(利夫)の本心じゃなく、会社に言わされてると思う」
-吉本とのもめ事的なことはあったのか?
「会社批判、重役批判、芸人批判の文章を何十年も書いてきた。芸人が思ってることを代表して言ってきたつもりです」
-今回の件と、一連の創業家と吉本経営陣の対立の関係は?
「…いや、ま、おかしいとは思いますけどね。創業家と今回のこと、ま、僕は分からないけどね…」