4回、浜田(左)に右フックを打ち込む三田村=後楽園ホール
「プロボクシング東日本新人王予選、準決勝」(24日、後楽園ホール)
ミニマム級は三田村が、浜田に3-0で判定勝ちし、決勝進出を決めた。06年に引退後、トレーナーに転身した元日本Sフライ級王者・松浦広平氏(プロスパー松浦)の“秘蔵っ子”となる三田村は、昨年7月の初陣から無傷の4連勝で頂点に王手をかけた。
立ち上がりこそ相手にプレッシャーをかけられたが、これを冷静にさばき、最終回には右のパンチでぐらつかせた。日本航空高、中大で実績があり、松浦氏に出会ってから頭角を現した。師匠から「倒そうとしすぎ。足を使ったら、もっと楽に勝てた」としかられたが、三田村は「次も勝ちたい」ときっぱり。
同ジムからは2年連続3人目の決勝進出で、昨年の全日本覇者・安西政人(フライ級)に次ぐ2人目の新人王を目指す。
(2009年9月24日)