このところのテレビの政治番組がとても面白い。機能不全を起こしてしまっていることがだれの目にも明らかなのに、悪質なネガティブ・キャンペーンまで使って自滅した自民党の政治家たちが、この期におよんでも、なお、与党=政権政党時代に身につけたサングラス(=先入観)を外せず、悪あがきの発言をして、これまた、変わり身の早いマスコミの司会者たちにあなたがたは野党なんですよと諌められている姿はつい笑いを誘ってしまう。
「新しいこと」とは、そもそもなかなか見えにくいものなのだ。もちろん、それが見えていたのなら,こうも惨憺たる大敗を喫することもなかったのだが、無惨なのは、その自覚もないまま、サングラス越しにしか新しい与党を見られないことだ。もちろん、そこには、かつての自分の姿しか映っていない。
ある人が未開民族にテレビを見せてあげようと思って、アフリカの奥地にテレビを持ち込んだことがあるという。ところが、かれらは、そもそも、テレビそのものが何であるかなど、何も分からない、関心もない、つまり、彼らの目には、その箱=テレビなどは見えなかったに等しい。しかし、たまたま、そのテレビに映っていた、日常的に彼らに親しみ深いニワトリに反応を示しただけだという。
「新しいこと」とは、そもそもなかなか見えにくいものなのだ。もちろん、それが見えていたのなら,こうも惨憺たる大敗を喫することもなかったのだが、無惨なのは、その自覚もないまま、サングラス越しにしか新しい与党を見られないことだ。もちろん、そこには、かつての自分の姿しか映っていない。
ある人が未開民族にテレビを見せてあげようと思って、アフリカの奥地にテレビを持ち込んだことがあるという。ところが、かれらは、そもそも、テレビそのものが何であるかなど、何も分からない、関心もない、つまり、彼らの目には、その箱=テレビなどは見えなかったに等しい。しかし、たまたま、そのテレビに映っていた、日常的に彼らに親しみ深いニワトリに反応を示しただけだという。