判定が二転三転…結局サヨナラに 高校野球・兵庫
◆ 負けとなった加古川北ナイン不満爆発!整列せずゲームセット ◆
23日に姫路球場で行われた秋季兵庫県高校野球大会3回戦・明石商−加古川北戦で、審判の判定が二転三転し、両校の抗議で試合が1時間近く中断。サヨナラ負けとなった加古川北ナインが整列に加わらずにゲームセットとなる異例の事態が起こった。
9回裏、明石商の攻撃で、5−6と1点差に詰めより、なお1死満塁から小平が右越え安打。三塁走者に続き、二塁走者も生還したが、加古川北側が「二塁走者が本塁を踏まなかった」とアピール。これを審判が認め「二塁走者はアウト。得点は1点」と判定を訂正した。これに対し、明石商側は「二塁走者は本塁に滑り込んでいる。踏んでいないわけがない」と猛抗議。再協議した結果、「二塁走者生還で明石商のサヨナラ勝ち」と再び裁定を覆した。これに納得がいかない加古川北・福村順一監督が「判定が二転三転するのはおかしい」と抗議。結局、加古川北ナインが整列しないまま、ゲームセットが宣告された。
兵庫県高野連の笠間龍夫理事長は「気持ちは分かるが、整列をしなかったのはスポーツマンとしてはあってはいけないこと。あらためて両校に話を聞く」と、きょう25日に両校関係者に事情を聞く考えを示した。
[ 2009年9月25日付 ]
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