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鳩山首相、安保理会合で「非核三原則堅持」 総会では「東アジア共同体」など「5つの挑戦」
このニュースのトピックス:鳩山内閣
【ニューヨーク=今堀守通】訪米中の鳩山由紀夫首相は24日午前(日本時間25日未明)、ニューヨークの国連本部で開かれた核軍縮・不拡散に関する安保理会合で演説し、「非核三原則」の堅持を重ねて宣言、核軍縮や核不拡散を積極的に主導していく考えを表明した。
首相は「日本は戦後の復興を遂げた後も自らが核兵器を持つという道を選ばなかった」と強調。「被爆国としての責任を果たすため、日本が非核三原則を堅持することを改めて誓う。日本は核廃絶に向けて先頭に立たなければならない」と宣言した。
また、オバマ米大統領のプラハ演説を高く評価。核保有国に核軍縮を求め、包括的核実験禁止条約(CTBT)の早期発効や兵器用核分裂物質生産禁止(カットオフ)条約の交渉開始を訴えた。
北朝鮮の核開発については「国際社会の平和と安全に対する脅威であり、断固として認めるわけにはいかない」と強く非難、イランの核問題にも懸念を表明し、国連安全保障理事会の役割強化などを求めた。
続いて首相は24日午後(日本時間25日未明)、国連総会の一般討論演説に立ち、世界的な経済危機▽気候変動問題▽核軍縮・不拡散▽平和構築・開発・貧困▽東アジア共同体−を「5つの挑戦」として取り組んでいく考えを表明した。
演説の冒頭、首相は8月の衆院選で政権交代を果たしたことを「日本の民主主義の勝利であり、国民の勝利」と自賛。日本の国連加盟が祖父の鳩山一郎元首相のもとで実現したことに触れ、当時の重光葵外相が国連で「東西の架け橋となりうる」と演説したことを「友愛思想と共鳴している」と説明し、「日本が再び『架け橋』としての役割を果たさんことを高らかに宣言したい」と述べた。
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