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因縁対決、まずは舌戦 内藤にかみつく亀田興

2009年9月24日17時40分

写真:ポーズをとるチャンピオンの内藤大助(左)と亀田興毅=安冨良弘撮影ポーズをとるチャンピオンの内藤大助(左)と亀田興毅=安冨良弘撮影

写真:会見で「舌戦」を繰り広げるチャンピオンの内藤大助(左)と挑戦者の亀田興毅(右)=安冨良弘撮影会見で「舌戦」を繰り広げるチャンピオンの内藤大助(左)と挑戦者の亀田興毅(右)=安冨良弘撮影

 世界ボクシング評議会(WBC)フライ級王者内藤大助(35)=宮田=が、同級3位で世界ボクシング協会(WBA)ライトフライ級元王者亀田興毅(22)=亀田=と戦う6度目の防衛戦は、11月29日にさいたまスーパーアリーナで行われることが24日、両者が開いた会見で発表された。

 2年前の初防衛戦で亀田興の弟大毅を下し、一躍人気者になった内藤と、弟の敵討ちに燃える亀田興。「因縁対決」は舌戦で幕を開けた。

 「ファンあってのプロスポーツ。一生懸命頑張ります」。淡々と抱負を語る内藤に亀田興がかみついた。「チャンピオンさん、もっとハキハキしゃべった方がいい」

 その後も、王者が「おれはキャリアがあるし、強い相手と戦っている。日本タイトルも取っている」。格下の外国人を中心に積み上げた亀田興のキャリアを意識した発言をすれば、挑戦者も「(王者は)メキシコや北米の選手と手を合わせていない。おれの中では日本タイトルとしか思っていない」。5度の防衛戦は日本人3人を含め、すべてアジアの選手と戦った王者のマッチメークを皮肉った。

 もっとも、内藤が「挑戦者は色々な経験をしているし、強い選手だと思う」、亀田興が「ベルトを5度も防衛した。王者は弱い選手とは思っていない」と話し、互いを警戒する場面もあった。

 内藤は当初、暫定王者ポンサクレック(タイ)との統一戦を義務づけられていたが、5月の防衛戦で負ったけがの回復に時間を要した。暫定王者と試合のタイミングが合わず、WBCが内藤陣営に選択試合を許可したという。

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