逆行性膀胱尿道造影法 |
非侵襲的に、疼痛や恐怖感を与えないように検査を実施するのが基本である。女児の場合、消毒はヒビテンに浸した綿球を用い、大陰唇を十分に広げた状態で尿道口から陰核方向へ2-3回拭うように綿球を変えながら行う。
カテーテル挿入・固定法(女児) |
カテーテルの挿入にあたっては、先ず尿道口を十分に確認した上で、カテーテルの先端にキシロカインゼリーを付着させ、可視下に確実に先端を挿入する。大陰唇を左右に押し広げるときに手前に引っ張りすぎると会陰部が切れることがあるので注意する必要がある。広げながら肛門方向に少し押すようにするとよい。
カテーテルの先端が尿道口に入ったら、一気に数センチ挿入する。その後ゆっくりと静かに挿入し、カテーテルがもし尿管に入っていても傷つかないよう配慮する途中で止めて透視で確認してからまた挿入すると不潔になる恐れがあるので、十分挿入してから透視で確認する。