記事入力 : 2009/09/24 17:30:11
【コラム】ジェントルマンの少ない韓国国会(上)
「韓国の民主主義は全身でぶつかるスポーツだ。外交政策や言論の自由に関する与野党の議論は、こぶしか室内の重い備品によってケリがつけられる」
同誌は、2004年に盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領(当時)に対する弾劾案をめぐり国会本会議場で繰り広げられた乱闘劇、08年12月の韓米自由貿易協定(FTA)同意案上程の際にハンマーや電気のこぎり、消防ホースなどが投入された騒動を紹介した。添えられた写真には女性議員が必死の形相で食い下がっている様子が収められていた。昨年12月、外信を通じて国会はもちろん、大韓民国という国全体のイメージが下がったが、今回の記事で再び恥をさらしたことになる。
韓国の国会のこのような後進性はどこで始まり、なぜ根絶できないのだろうか。野党は、与党が数の力で推し進めるため、物理的な方法で阻止するほかないと弁明している。一方与党は、多数決の原則を無視し議会の進行を妨げるために衝突が起きる、と主張している。しかし根本的な原因は、相手を尊重する精神の欠如ではないかと思われる。相手を尊重しないため、結局自身を含めすべての議員を軽視し、国会の権威を失墜させているわけだ。
金昌基(キム・チャンギ)論説委員
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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