【香港】三菱アイミーブ採用決定、海外初、年度内10台
9月23日8時30分配信 NNA
香港政府が三菱自動車の電気自動車「iMiEV(アイミーブ)」の購入を決めた。年内に10台を発注、来年初にも納入を受ける。同モデルにとって海外受注第1号。香港政府は「世界でも最も早い時期の電気自動車の採用決定」だとして、環境意識の高さを内外にアピールしている。
21日に開かれた電気自動車促進委員会(委員長:曽俊華(ジョン・ツァン)財政長官)の第2回会合で正式採用を決めた。環境局の邱騰華(エドワード・ヤウ)局長が表明した。2010年4月までに10台を調達し、各省庁・政府機関に配備。実際の利用の中で性能をテストする。
電気自動車導入計画の第1弾との位置付けで、来年以降には複数メーカーのモデルを採用する方針。同委員会には日本、英国、中国本土、香港の各メーカーが自社モデル説明に招かれた。具体的には三菱自のほか、日産自動車と比亜迪(BYD)の名前が挙がっている。
三菱自本社の広報担当者によると、今回の採用決定は「把握している中では海外で一番乗り」。同社は2010年3月期出荷分のうち250台を海外向けに充てる計画で、右ハンドル制を採用する英国、シンガポール、ニュージーランドの電力会社、地方自治体などを想定。性能評価のための試乗用に各地に試験車両を貸し出している。日本国内では年度内出荷可能な1,400台がすでに受注済み。来年度の予約も8月末時点で約900台に及ぶ。
同モデルの日本での小売価格は約460万円。香港政府は消費者向けに登録税免除などの優遇策を打ち出している。このほか電力会社2社と協力し、域内各地の駐車場などに充電スタンドの整備を進める。
■地場車は「量産化計画を」
邱局長は「電気自動車の政府機関での採用は、普及促進活動を進める政府の姿勢を示す意味がある」と述べ、大気汚染、温暖化対策への意識の高さををアピール。また、「他のメーカーにも接触しており、商業生産が開始されれば、香港市場に真っ先に進出するよう呼びかけている」として、消費者向け販売も積極的に後押ししていく意向を示した。
このほか、香港理工大学と地場企業Euオート・テクノロジーが共同開発した香港発の電気自動車「myCar(マイカー)」を採用しなかった理由については、「車種選定に際しては、メーカーの生産能力とサービス態勢を考慮した」と説明。生産者側に対し、まず量産化スケジュールを明確にするよう求めた。<香港>
21日に開かれた電気自動車促進委員会(委員長:曽俊華(ジョン・ツァン)財政長官)の第2回会合で正式採用を決めた。環境局の邱騰華(エドワード・ヤウ)局長が表明した。2010年4月までに10台を調達し、各省庁・政府機関に配備。実際の利用の中で性能をテストする。
電気自動車導入計画の第1弾との位置付けで、来年以降には複数メーカーのモデルを採用する方針。同委員会には日本、英国、中国本土、香港の各メーカーが自社モデル説明に招かれた。具体的には三菱自のほか、日産自動車と比亜迪(BYD)の名前が挙がっている。
三菱自本社の広報担当者によると、今回の採用決定は「把握している中では海外で一番乗り」。同社は2010年3月期出荷分のうち250台を海外向けに充てる計画で、右ハンドル制を採用する英国、シンガポール、ニュージーランドの電力会社、地方自治体などを想定。性能評価のための試乗用に各地に試験車両を貸し出している。日本国内では年度内出荷可能な1,400台がすでに受注済み。来年度の予約も8月末時点で約900台に及ぶ。
同モデルの日本での小売価格は約460万円。香港政府は消費者向けに登録税免除などの優遇策を打ち出している。このほか電力会社2社と協力し、域内各地の駐車場などに充電スタンドの整備を進める。
■地場車は「量産化計画を」
邱局長は「電気自動車の政府機関での採用は、普及促進活動を進める政府の姿勢を示す意味がある」と述べ、大気汚染、温暖化対策への意識の高さををアピール。また、「他のメーカーにも接触しており、商業生産が開始されれば、香港市場に真っ先に進出するよう呼びかけている」として、消費者向け販売も積極的に後押ししていく意向を示した。
このほか、香港理工大学と地場企業Euオート・テクノロジーが共同開発した香港発の電気自動車「myCar(マイカー)」を採用しなかった理由については、「車種選定に際しては、メーカーの生産能力とサービス態勢を考慮した」と説明。生産者側に対し、まず量産化スケジュールを明確にするよう求めた。<香港>
最終更新:9月23日8時30分