以前も、触れましたがよく「メモリはいくら載せればいの?」という質問を聞きます。 その人に最適なメモリ容量は、どんな作業をしているかによってまちまちなので 私は「タスクマネージャ」で判断する事をお勧めします。 この記事は2回に分けて書きます。 (´・ω・`)長い記事は疲れるの・・・。 ---------------------------------------------------------------- タスクマネージャ[パフォーマンス]の見方 まず、タスクマネージャを立ち上げて[パフォーマンス]タブを開きます。 (タスクマネージャの立ち上げ方) 画面下部のバー(タスクバー)を右クリック→タスクマネージャ または、キーボードの[Ctrl]+[Alt]+[Delete]を同時に押す。 ------------------------------------------------------------------- では、順番に見てみましょう。 @CPU使用率 ACPU使用率の履歴 文字通り、CPUの使用率とそのグラフです。 ただし、この使用率には「System Idle Process」は含みません。 グラフが2つに分かれているのは、デュアルコアCPUの場合でシングルコアCPUの 場合は1つになります。 ここでCPUが普段の操作でどの程度使用されているかが分かります。 100%付近に張り付いている場合、処理速度が大幅に低下します。 また、ソフトによってはCPU使用の空き部分を計算してそれをほとんど使ってしまうものが あって、必然的に100%に近い状態になってしまいますのでご注意を。 頻繁に80%〜100%の使用率であれば、買い替え時かもしれません(´-ω-`) -------------------------------------------------------------------- BPF使用量 Cページングファイル使用量の履歴 PF(ページングファイル)の使用量です。PFとは、コミットチャージの合計の事で その下にある[コミットチャージ 合計]欄の数字と一致します(Eの部分)。 ※コミットチャージ合計(KB)÷1,024=PF使用量(MB) デフォルトの推奨値は搭載しているメモリ容量×1.5倍=PF容量になります。 例)512MBのメモリを搭載している場合 512MB×1.5倍=768MB ページングファイルとコミットチャージと仮想メモリの違いが分からずに混乱する方が 多いようですが、細かい点を除いて基本的に「同じもの」です(*゚ー゚*) 仮想メモリを開いてみましょう。 (仮想メモリ) マイコンピュータを開いて、何もない所で右クリック→プロパティ または、コントロールパネルのシステムを選択。 次に、[詳細設定]タブ→パフォーマンス→詳細設定→仮想メモリと開く。 ここの下部にある、すべてのドライブの総ページングファイルサイズにある[推奨]値は 先ほどの、総メモリ量×1.5倍になっています。 タスクマネジャー上の物理メモリ合計(KB)×1.5倍÷1,024=PF推奨値(MB) ※1M≒1,024K ところで、仮想メモリやページングファイルとは何でしょうか。 ----------------------------------------------------------------- 仮想メモリ?ページングファイル? 仮想メモリとは、物理メモリ(=パソコンに搭載しているメモリ)の容量を超えた場合に ハードディスク内にページングファイルという領域を確保し、一時的にそこへデータを 格納することで搭載メモリ以上のデータ処理を行うものです。 つまり、物理メモリで処理しきれない場合優先度の低いデータをページングファイルに 退避させて、物理メモリの領域を確保する仕組みになっています。※スワップ現象 先ほどの例にもある通り、初期PF量=物理メモリ量×1.5倍ですから 物理メモリ+PF=物理メモリ×2.5倍が実質使用可能なメモリ量になります。 さらに、容量が不足するとPF量は物理メモリの最大約3倍まで拡張されます。 ただし、通常ノースブリッジ⇔メモリ間は10GB/秒前後で結ばれる高速デバイスなのに 対して、ページングファイル(ハードディスク)とは150〜300MB/秒とまさに桁違いの速度 しか出ません。よって、スワップ現象が発生するとパソコンの処理速度は極端に悪くなります。 また、ハードディスク内の断片化も進行することから「PF」をなるべく使用しない程度に メモリ量を引き上げることがポイントです。 laputaおすすめ設定(`・ω・´) 搭載メモリが1GB以上なら、逆にページングファイルを切ってしまうのもお勧めです。 そうすることで無駄なスワップを回避できます。先ほどの仮想メモリの設定でページング ファイルをなしに設定してみましょう。 仮想メモリの設定は各ドライブ毎になります。 ただし、OSシステムの入ったドライブ(通常はCドライブ)については200MB以上の 仮想メモリを確保しておかないとシステムエラー時のデバック情報が残せなくなります。 Cドライブだけは、200MB以上を指定しておくほうが無難です(´-ω-`) また、ページングファイルを切らない場合は[カスタムサイズ]の初期サイズと最大サイズ を手入力して指定しておくと無駄な拡張がなくスワップも起こりにくくなります。 ※初期値と最大値は同じ数値を入力。 私は上の仮想メモリの画像のように、Cドライブのみ指定して残りのドライブは すべてPFを切っています。 もし、これで容量不足になれば通知領域に「仮想メモリが低すぎます」という警告 バルーンが出ますので容量を増やしてみます。こうして調整していけば理想的な 設定が可能になります。 後編は コチラ ------------------------------------------------------------------- メモリの購入おすすめショップ ツクモデンキ Faith ドスパラ クレバリー 冬のボーナス PC買い替えならBTOショップパソコンがおすすめ ツクモデンキ BTO全般 エアロストリーム エボリューション ゲーマーズモデル Faith BTO全般 Core2Duo搭載モデル ゲーマーズモデル ドスパラ BTO全般 ミドルタワー ゲーマーズモデル クレバリー BTO全般 タワー型 ゲーマーズモデル |
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