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光復節の特別赦免対象者、17人が当日再び飲酒運転

 A氏は昨年10月3日夜、酒を飲んで車を運転し、警察に検挙された。血中アルコール濃度は0.12%に達し、普通免許の取り消しは避けられなかった。だが、先月15日の光復節(独立記念日)に合わせ、特別赦免の対象となり、2年間の運転免許再取得の制限が解除されたため、再び運転免許を取得できることになった。

 ところがA氏は、運転免許試験場へ行くのではなく、無免許のまま、またも酒を飲んで車を運転した。先月15日夜11時4分、飲酒運転で再び検挙されたA氏の血中アルコール濃度は0.19%に達していた。A氏は今後2年間、運転免許試験を受けられないだけでなく、罰金などの刑事罰も受けることになった。

 光復節の先月15日、特別赦免の対象者のうち、飲酒運転で検挙された人は、A氏のほかにも16人いた。国会行政安全委員会のチェ・ギュシク議員が警察庁から入手し、23日に公開した資料によると、光復節の特別赦免で運転免許の停止や取り消しなどの処分が免除されたり、免許の再取得の制限が解除されたりした26万7219人のうち643人が、光復節から1カ月以内に再び酒を飲んで運転し、警察に検挙されたことが分かった。全国で検挙された人は、少ない日で1日に13人、多い日は27人に上った。

 資料によると、この1カ月間に検挙された人数は、京畿道が140人で最も多かった。以下、ソウル市が97人、釜山市が64人、慶尚南道は60人、慶尚北道が56人という順になった。また、光復節直後の先月23日(日曜日)には、京畿道だけで10人が飲酒運転で検挙され、せっかくの機会を棒に振ることになった。

チェ・ソンジン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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