ライバルは猪木?魔裟斗?石井 年末男襲名だ
大みそか対決が決まり、リング上であいさつした石井慧(左)と吉田秀彦
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北京五輪柔道100キロ超級金メダリスト石井慧(22=国士舘大)と柔道王・吉田秀彦(40=吉田道場)が対戦するニューイヤーイベントが大みそかに有明コロシアムで行われることが23日、戦極「第十陣」で発表され、両選手がリング上であいさつした。石井は同日行われる「Dynamite!!」で引退するK―1ワールドMAXの魔裟斗(30=シルバーウルフ)にも対抗心を燃やした。
【「戦極第十陣」試合結果】
石井らしいあいさつだった。黒いTシャツに赤い帽子という格好で吉田とともに休憩明けのリングに登場。「元気ですか!元気があればなんでもできる。年末は猪木さんの時間ですが、これからは年末は自分が引っ張っていこうと思う」とアントニオ猪木ばりに“年末男”襲名をぶち上げた。
そして対戦が正式発表された吉田に「年末は吉田先輩のあごに僕の鍛えたパンチをねじ込みたい」とKO宣言。対する吉田も「石井が僕のあごにぶちこむと言っていたが、そのまま返します。アラフォーを甘く見るなよ。いつでもかかってきなさい」と応戦したが、石井のビッグマウスは止まらない。報道陣に囲まれると「年末に決まって緊張しますね。気合を入れないといけないと思った」と早くも吉田戦へ向けて五厘刈りにしたことを明かした。
そして自身のデビュー戦と同じ日に引退する“反逆のカリスマ”魔裟斗にも対抗心を燃やした。「(総合とK―1は)種目は違うが、魔裟斗選手には大変申し訳ないと思います。魔裟斗選手に負けないアメージングな試合をしたいと思う」とルーキーらしからぬ発言を繰り返した。
石井がデビューする大みそかのイベントから「戦極」から「SENGOKU RAIDEN CHAMPIONSHIP」(SRC)に改名することもこの日、発表された。國保尊弘取締役は「220年前の伝説の(名大関)雷電のような男を、平成の伝説の男を出したい」と説明した。“60億分の1”を目指す石井の参戦にふさわしい改名ともいえる。吉田は石井戦を最後に引退する可能性がある。魔裟斗は同じ日にリングを去る。格闘技界をけん引してきた大先輩を乗り越えて、石井の戦いは始まる。
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