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「友愛で世界の架け橋になる」鳩山首相、国連演説で宣言(2/2ページ)

2009年9月25日2時2分

 核軍縮、不拡散では北朝鮮問題に時間を割き、「日朝平壌宣言にのっとり、拉致、核、ミサイルといった諸懸案を包括的に解決し、不幸な過去を誠意をもって清算し国交正常化を図る」と述べた。民主党は北朝鮮の核実験を受け、「(02年の小泉元首相訪朝時の)日朝平壌宣言を白紙に戻すべきだ」と主張したこともあるが、従来の政府方針を踏襲することを明確にした。拉致問題では「北朝鮮による前向きな行動が日朝関係進展の糸口となる」として北朝鮮に行動を促した。

 東アジア共同体については「日本は過去の誤った行動に起因する歴史的事情もあり、この地域で積極的な役割を果たすことに躊躇(ちゅうちょ)があった」と指摘。「新しい日本は、歴史を乗り越えてアジアの国々の架け橋になることを望む」と表明した。首相は最後に、引き続き国連安保理常任理事国入りをめざす姿勢を示した。

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