2009年9月25日0時7分
インタビューに答える北沢俊美防衛相=林敏行撮影
北沢俊美防衛相は24日、報道各社とのインタビューで、防衛計画大綱の見直しについて、「先延ばしは選択肢にない」と述べ、自民党政権当時の予定通り年内に見直す考えを表明した。民主党内では、安全保障政策で党内や社民党との間に意見対立を抱えているため、来年7月の参院選後に先送りすべきだとの意見も浮上していた。
北沢氏は「国の方針がないまま(防衛)予算を計上することは鳩山内閣として避けなければいけない」と述べた。浜田靖一前防衛相が検討を表明していた沖縄・与那国島への陸上自衛隊配備については「今の時代にアジア諸国と連携していく情勢の中、いたずらに隣国を刺激する施策はいかがなものか」と否定的な考えを示した。(石松恒)