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連休中の渋滞、GWよりすごかった 高速道

2009年9月24日20時41分

 高速道路4社は24日、シルバーウイーク期間(19〜23日)の渋滞状況を発表した。30キロ以上の渋滞は66回と事前予測(35回)の倍近くに増え、大幅値下げ後、初の大型連休となった今年のゴールデンウイーク(GW)の55回を上回った。高速値下げの影響が懸念された鉄道や空の便も好調だった。

 最も渋滞した高速は、21日朝の東北道下り佐野サービスエリア付近(栃木)の60キロ。中央分離帯への接触事故があり、1車線が走行できなかった影響だった。これに、22日夕の東名高速上り大和トンネル付近(神奈川)の55キロ、21日昼前の関越道下り花園インター付近(埼玉)の53キロが続いた。

 一方、10キロ以上の渋滞は353回で予測(424回)を下回った。高速道路各社は「10キロ以上の渋滞を予測していた場所で、追突などの事故が起きて渋滞がつながり、結果的に30キロ以上の渋滞が増えたため」としている。

 全国の主な23区間の1日平均交通量は6万2100台で、GWの6万4800台よりやや減った。高速料金の値下げ効果によってGWには好調だった本州と四国を結ぶ3架橋の平均交通量がいずれも約2割減ったのに対し、東京湾アクアラインは1割増えた。

 鉄道はGWと比べ、東海道新幹線が8%増、東北・秋田・山形・上越・長野の5新幹線も7%の増加。山陽新幹線も「若干上回る」という。対前年比となると、各新幹線とも2〜5割増と大幅に増加。特急の利用も好調だった。

 航空では全日空の国内線の利用者が昨年比で16.9%増、国際線は7.2%増に。搭乗率は国内・国際ともに85%を超え、7割前後だった5月の連休を上回った。日本航空も、18〜20日の羽田発や23日の羽田着の搭乗率が90%を超えるなどした。

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