2009-09-24 23:26:24

THE GAME 〜Boy’s Film Show〜フィルムの外の私たち

テーマ:ブログ
空中ブランコ-090924_012851.JPG
今日は長いので、暇なひとだけ読んでください。


ついについに、終わってしまいました。
本当に寂しくて寂しくて、今にも泣き出しそうです。

思い返せば一月頭、実家のリビングで大酒を食らい、
家族で焼肉を食っている時にかかって来た一本の電話が、全ての始まりでした。

あれから約10か月、本当に、本当に楽しかったなあ…。

セカンドで入っていたネットドラマが、世界恐慌の煽りを受けて
年末突然打ち切りになり、バイトも辞めてライター業一本にしぼったばかりだった私は、
まさに仕事にあぶれ、「映画の夢など諦めて、実家の仕事でも手伝うかな」と悩んでいた時期でした。
実際実家に二週間いましたからね。

「他のライターも入ってるからコンペ的な物になる」との事で、
どうしても参加したかった私が考えた作戦は「一発入魂男気企画」で行くということ。

普段、ラフな企画書なら半日考えてサラッと書く私が、
十日間悩んでギリギリまで粘って書いた企画が、
「キュンファイDEATEマッチ!!!」でした。

ざっくりした案は二日前に思い付いていて、
何となく「ヤバい企画になる」と感じたので、
ギリギリまで粘って、書き始めたのが締め切り当日。
書き始めたら面白くて、天才かと思いました。
これが受けなかったら、クライアントは完全にアホだ、とまで思いました。

勿論企画はバカウケ、新たな企画を書くよう言われました。

打ち合わせで初めてお会いした企画総括の千葉プロデューサー、プロデュースの森谷プロデューサーを初め、プロデューサーの竹内さん、橘田さん、宣伝の松田さん、作家の森ハヤシさん、あと時々エグゼクティブプロデューサーのどんちゃん原田さん。
ブレインのスタッフ全員が魅力的で面白くて、「これはヤバい映画になるな」と確信しました。

とにかく打ち合わせがめちゃくちゃ楽しかった。
千葉さんの仕切りは、そこらのバラエティー番組の何倍も面白い物で、「この打ち合わせでDVDが出せる」とまで思いました。
毎回帰る時の笑い皺が凄かった。

毎週打ち合わせに行くのが楽しくて、遊びに行くより打ち合わせが楽しみでした。

忙しい皆様なので、毎回その場でシナリオを読むのですが(私が打ち合わせ一時間前とかに出すのも原因)、「絶対このひと達を笑わせる!!」と意識して書きました。
実際面白いと声をあげて笑ってくださいました。

荒削りな企画や脚本を、業界トップのプロと一緒にブラッシュアップ。
それは本当に刺激的で面白い作業で、一生やってもいいなと思いました。

実際に本にしたのは四本。
一本はボツになりましたが、見えたらまた発表できる事になるでしょう。
貴くんや公人くんに話したら「それチョー面白いじゃん!!」て言ってくれたし、昨日も話題に上がりました。
楽しみにしていてください。面白いよ。


キュンファイは十稿くらいかいたかな。ブラッシュアップの結果がご覧のとおりです。
慶喜のくだりは最後まで切ったり戻したりを繰り返しましたが、結局残す事になり、大成功です。
昨日久々に見たら笑っちゃった。
出れなかったキャストが「本当に出たかった」と何度も言ってくれて、作家冥利に尽きますね。
とにかく、これがきたがわあやこ元年の作品になったと確信しております。

オセロはもともと企画を森谷さんが面白がってくださって通った企画でしたが、最初は普通のバカ男子ノリの脚本でした。
千葉さんがキャスト全員に会う(吉村くんとあっちゃんには会えなかったけど)機会をもうけてくださって、イメージが広がり、ああいう形になりました。
皆に会って書き直した(キャラ増強バージョン)を出した後、三日間誰からも連絡がなくて、ついに「きたがわは頭がおかしい」と見捨てられたのかと思いましたが、まんままるっと通りました。
ホント寛大なプロデューサー様達です。大丈夫でしょうか。

ポスター撮影の時、サシで健くんと本の話をしたんですが、私は正直彼のファンでも何でもなかったので、「あー佐藤健だー」と思いながら話をしました。
驚いたのは、彼の貪欲さと賢さ。
これはアミューズの役者さん全般に言える事ですが、皆頭がいい。
たけるんの貪欲さと賢さに舌を巻きました。

塁斗くんはたけるんと話してる時に撮影(ポスターのね)が終わってしまったので、後で紹介して貰って「どんな役がいい?」と聞いたら「何でも」との事だったので、第一印象で「じゃあオカマちゃんは?」と言ったら(ルイルイがオカマという意味ではありません。とても可愛らしかったの)「じゃあオカマちゃんで」とあの様になりました。
キャラ設定に1行「時々声が裏返る」と書いたら、喉を潰す程頑張ってくれました。
キュンファイの時にも思いましたが、彼はホントに努力家で、真摯に作品に向かう、いい役者さんですね。

オセロは私の勝手な妄想の結果、ああいうキャラ設定になりました。
皆ノリノリでやりきってくれたので、本当に面白い作品になりました。
手前味噌ですが、何度見ても面白い。

ぁ、でも春馬くんのご両親には謝らなくてはいけないですね。
通くんのお母様には謝りそこねました。

この作品が、私のgame最初の撮影になったのですが、本当にアミューズの底力を見せつけられました。
朝から晩まで、あれ一日で撮ったんですよ?ありえない。

及川監督は天才です。
本当に監督が及川さんで良かった。
全てが脚本をフルに活用して、想像を越えた作品になっていて、本当に本当に感謝しています。
及川さんってホントカッコいいんですよ。
年が近いから恥ずかしくてあまりお話できませんでしたが、今後「監督は誰がいい?」と聞かれたら私は間違いなく「及川拓郎」と答えます。

で、キングスゲーム。これは本当に打ち合わせで作り上げられた作品でしたね。
マネージャーさんのひとりに聞かれたので、解らなかった方もいると思うので一応作者的ネタばらしです。
タクミくんはメグのストーカーなんです。オバケじゃないよ。
「電話で金子さんの話が出ます」というのは、彼が電話で話してるんじゃなくて、盗聴して聞いてるっていうね。
「ちょくちょく来てます」とか「待ち伏せ…大体そんな感じです」とかも、ストーカーだと思って見ると2倍怖いはず。
「どこから飛び降りて貰おうかな」はラストに繋がっています。
気付いたかなー?

この作品でヤバいと思ったのは隆くんは言わずもがな、橋本淳くん。
彼は今後凄い役者になって行く事でしょう。
男の子のかわいさと男の色気を併せ持ち、今からが一番いい時期なんじゃないでしょうか。
やっぱり抜群に頭がいいし、性格もサイコー、芝居も上手過ぎる。
私がイメージしたまんまで台詞を喋った瞬間、全身に鳥肌が立ちました。
まじで今後も自作にはレギュラーで出演して欲しい。(次回作はスケジュール的に無理だったけど…)
本を読む力とアウトプットの力が凄い。あと私が書く台詞と抜群に相性がいい(と私は思っている)。
今後の依頼は抱き合わせでお願いしたいもんです。
彼は脚本家としての私のオム・ファタールだと勝手に思っています。
彼が主演ならノーギャラでも書きます。
それくらい魅力的な役者さんでした。

とにかくプロデューサー、スタッフ、監督、キャスト、全てが素晴らしく、ありえない化学反応が起きました。
観客の皆様も勿論、gameファミリーです。

いやー、まだ余韻に浸っております。
この作品に関わった皆様全てに、このフィルム、およびフィルムの外の楽しみが伝わっていると確信しております。
でないとあんな楽しいイベントになんないよ。

オーラス終了後、キャスト達と集合写真を撮りました。
アップしたいのは山々ですが、諸々事情があるのでできません。
普通バージョンと変顔バージョンで撮りました。
変顔バージョンは、「きたがわさんやっぱり嫁に行けないね」と言われました。
一列目に写った貴彦くん、ゆうじろうくん、あっちゃん、二列目の通、コーキくん(ポージングがヤバい)、卓也くん、塁斗くんは完璧に事務所NGな顔です。
健くんと公ちゃんは可愛い顔で、ショゴくんに至ってはただの笑顔。
裏切られました。
なにが凄いって三列目の隆くんです。やり切ってくれました。
見たい人は電話ください。

次回は大好きな森谷Pとのツーショット写真を載せます。
本当は自分の顔写真は一生Webに載せない予定でしたが、森谷さんとのツーショットなので、次に載せます。

ではでは長くなったので、gameファミリーの皆様に、とっておきの曲を。

以下歌詞より抜粋。勿論オリジナルから↓

♪今夜はブギーバック

神様がくれた、甘い甘いミルク&ハニー

ここでしか見れない景色
ここでしか吸えない空気
吸って吸って、吐いて吐いて
日は昇り落ち折り返し地点

よくないこれ?これよくない?
よくなくなくなくなくなくなーい?

とにかくパーティーを続けよう
これからもずっとずっとその先も
このメンツ、このやり方
この曲でロックし続けるのさ

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