岡山放送局

2009年9月24日 19時0分更新

留置所で詐欺を行った男を逮捕


3年前に東京の警察署の留置所で知り合った男性に「有名な弁護士を知っている」などとうそを言って弁護士費用などとしておよそ600万円をだまし取ったとして、岡山刑務所に服役中の男が警察に逮捕されました。

逮捕されたのは、住所不定・無職で現在、岡山刑務所の津山拘置支所に服役中の小田島貢容疑者(52)です。

警察によりますと、小田島容疑者は東京の警察署の留置所でたまたま同室になった真庭市の30歳の会社員に対して「有名な弁護士を知っている。弁護士費用がすぐに必要だ」などとうそを言って現金をだまし取ったとして詐欺の疑いで逮捕されました。

警察によりますと、小田島容疑者はこのほかにも会社員に対して「区役所の手続きのために印紙代が必要だ」などとうそを言って平成18年9月から6回にわたってあわせておよそ600万円を自分の貯金口座に振り込ませていた疑いが持たれています。

額が多額に上ることなどから不審に思った男性が相談機関で相談をしたうえ、ことし4月、真庭警察署に告訴し、警察が捜査した結果容疑が固まったとして24日逮捕したものです。

警察によりますと小田島容疑者は容疑を認めているということです。

警察では金の使いみちや動機などを調べています。